スペイン代表からの引退を表明したS・ラモス。(C)Getty Images

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 セルヒオ・ラモススペイン代表からの引退を発表した。新監督のルイス・デ・ラ・フエンテから戦力外であることを伝えられたためで、政権交代を境に再招集に燃えていたレジェンドにとっては無念な形での去り際となった。

 その悔しさは、「若いか若くないかは美点や欠点ではなく、一時的な特性にすぎない。必ずしもパフォーマンスや実力に比例しているわけではない」と不満を示していることからも伺える。

 21年3月以来代表から遠ざかっており、予想された事態でもあったが、スペインで注目されているのは、レジェンドの引退という重い決断を、新監督のデ・ラ・フエンテが下した事実だ。就任時には「代表への門戸はすべての選手に開かれている」と語っていたため、当然その中にはS・ラモスも含まれていると見られていた。
 
 しかしデ・ラ・フエンテは、就任後初となる3月の招集メンバーの発表を前に、火種になるかもしれない問題を封じにかかった。カタール・ワールドカップ後にはセルヒオ・ブスケッツも代表引退を表明。これでついに、2010年のW杯優勝メンバー全員が“ラ・ロハ”を去ることになった。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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