贈賄容疑の男勤務の会社 約50億円を受注 広島
県の工事を巡る贈収賄事件で、逮捕された県職員が本庁配属になって以降、贈賄などの疑いで逮捕された男の会社が県の工事28件、約50億円を受注していたことがわかりました。
県土木建築局建設産業課の容疑者の男(49)はおととし9月に入札が行われた県立大竹高校の改修工事について、中区鶴見町の土木建築会社増岡組に勤務する容疑者の男(54)に予定価格を漏らし、見返りにスポーツ観戦入場券12万2200円相当を受け取った疑いがもたれています。
県は会見を開き、県職員の容疑者の男が本庁に配属された2015年度以降、増岡組が県発注の災害復旧工事など28件約50億円を受注していたことを明らかにしました。
警察はほかにも予定価格を漏らしていなかったかなど調べを進めています。