【ばんえい・チャンピオンC】メジロゴーリキが重賞9勝目…西「3月の大一番へ向けて頑張る」
19日、帯広競馬場で行われた11R・チャンピオンカップ(BG2・4歳上・ダ直200m)は、西謙一騎乗の4番人気、メジロゴーリキ(牡9・ばんえい・松井浩文)が勝利した。2着に2番人気のインビクタ(牡7・ばんえい・松井浩文)、3着に1番人気のメムロボブサップ(牡7・ばんえい・坂本東一)が入った。勝ちタイムは1:37.9(馬場水分1.4%)。
今年度の重賞優勝馬から選抜された7頭による本レース。雪が降りしきるなか馬場水分1.4%、ばんえい重量が760kg〜860kgの最大100kgのハンデ差で行われ、スタートから最軽量のダイヤカツヒメが果敢に先行、ややばらけた形で各馬第一障害を越えていく。道中は先頭を行くダイヤカツヒメを見る形でメムロボブサップ、アオノブラック、インビクタが追走し、中間点を過ぎたあたりから後続も位置取りを上げていき、一団のままで各馬第二障害へと向かう。
第二障害では一息入れたメジロゴーリキが一番手で仕掛け、アーティウィング、インビクタ、メムロボブサップら後続も続々と挑戦。インビクタ、メジロゴーリキがほぼ同時に先頭で障害をクリアするが、ダイヤカツヒメ、アーティウィングら後続もほとんど差がなく障害を下り一団に。
残り20mでメジロゴーリキが脚を伸ばし、先頭を行くインビクタに並びかけ接戦に。内のインビクタが最後まで必死に粘るが、外のメジロゴーリキがわずかに抜け出した所でゴール。2019年に続く「チャンピオンカップ」を2度目の勝利、昨年11月の「ドリームエイジカップ」に続く重賞9勝目を飾った。
メジロゴーリキを管理する松井浩文調教師と騎乗した西謙一騎手は「チャンピオンカップ」をともにこの馬で制した2019年以来の勝利となる。
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重賞9勝目1着 メジロゴーリキ
西謙一騎手
「勝つことが出来てとても嬉しいです。作戦というよりは雪が降ってきたので行くしかないという気持ちで追っていました。気温が暖かくて砂がザクザクしていたので前の馬場の軽さとはまた違った軽さでした。レース展開は馬に合わせて行き、ゴール前は接戦でしたが最後に出たのが分かったので安心したのと同時に勝ったと思いました。この馬はNARグランプリに選ばれたので表彰式に出席しましたが、各地から色々な方が来ていてとても良い場所でした。来月の大一番を獲ってまた来年も行きたいです。3月の大一番に向けて頑張りますので応援よろしくお願いします」
松井浩文調教師
「今日の雪が吉と出るか凶と出るか心配でしたが、障害のかかりも良かったですし、下りてからは歩ける馬なので良かったと思います。状態面も良かったです。来月に向けての調整はこれからですが、今年は馬場も軽めなのでどうなるかと思っています。この馬は馬体が良く、性格はおとなしいですがタフです。軽馬場でも頑張っていると思います。ばんえい記念を連覇出来るよう頑張りますので応援よろしくお願いいたします」
メジロゴーリキ 173戦24勝
(牡9・ばんえい・松井浩文)
父:ニシキダイジン
母:メジロルビー
母父:メジロショウリ
馬主:広瀬豪
生産者:佐渡孝徳
【全着順】
1着 メジロゴーリキ
2着 インビクタ
3着 メムロボブサップ
4着 ナカゼンガキタ
5着 ダイヤカツヒメ
6着 アーティウィング
7着 アオノブラック