2022年12月23日、24日に横浜アリーナで開催されたeスポーツイベント「Riot Games ONE」。ストリーマーやプロゲーマーによるタクティカルFPS『VALORANT』のエキシビションマッチがメインでしたが、それ以外にもさまざまな催しが行われました。

その1つがコスプレイヤーによる撮影会です。オープニングには、伊織もえさんをはじめとする有名コスプレイヤーが『VALORANT』のエージェントに扮して登場。2階のホワイエには撮影スポットも用意されており、来場者はコスプレイヤーと一緒に撮影を楽しんでいました。

コスプレイヤーの衣装はどれもハイクオリティで、ゲーム中のキャラクターがそのまま現実世界に飛び出してきたように感じるほど。『VALORANT』と『League of Legends』の2タイトルに限定していることから統一感が生まれ、イベント参加のワクワク感を一層高めていました。

コスプレイヤーによる撮影会の時間外は、ホワイエをフォトスポットとして開放。ゲーム中に登場する爆弾「スパイク」などの小道具が置いてあったので、コスプレをしていなくても『VALORANT』感のある撮影を自由に行えるようになっていました。

オープニングで登場した伊織もえさん

ヨルに扮したもももももさん

ヴァイパーに扮したMilaさん

チェンバーに扮したきょへさん





2階ホワイエに用意された撮影スポットには3人1組でコスプレイヤーが登場し、ファンと一緒、もしくは単独での撮影に応じていました

伊織もえさんとのフォトセッションは抽選制。1部2部合わせて40名まで







伊織もえさんは、フォトセッション後もしばらく単独の撮影会に応じてくれました





Day1には、2階ホワイエで「LoLコスプレコミュニティ」による撮影会も開催されました

イベント当日、メインコスプレイヤーとして参戦した伊織もえさんにインタビューできました。ネオンの衣装についてなど、コメントをいただいたので紹介します。

――今回、『VALORANT』のネオンに扮していますが、『VALORANT』はどれくらいプレイしているのでしょうか。

伊織もえさん(以下、伊織もえ):『VALORANT』はけっこうやってはいるんですけど、そこまで強いわけではないんですよ。ただ、実はβ版からプレイしているので、プレイ歴は長いんですよね。

インタビューに応じてくれた伊織もえさん

――ネオンの印象を教えてください。

伊織もえ:眉毛がすごく印象的なんですよね。あとは髪型がすっごくかわいい。なので、今回は髪の毛を見てほしいって思います。イベント会場で人がたくさんいても、この髪の毛ですぐに「あ、ネオンだ」って分かってもらえると思います。

――ほかに気になるエージェントはいますか?

伊織もえ:私がコスプレをしたいなって思ったのはヴァイパーですね。

――「Riot Games ONE」について、感想をお願いします。

伊織もえ:こういうオフラインイベントってしばらくなかったので、また人がいっぱい集まって、わーっと盛り上がれることを私自身がすごくかみしめています。みなさんもオフラインイベントを楽しんでもらえたら良いなって思います。



さらにDay1には、オフラインイベント前日の12月22日に配信された配信「DUO PRESSURE」に出演した、なかやまきんに君さんとケイン・コスギさんも登場。筋トレをしながらシューティングゲームの「AIM力」を高めるという配信について触れるとともに、「パワー!」や「Perfect Body」などの決まり文句を披露し、会場を沸かせていました。

会場では2人にも話を聞けたので、その様子をご紹介します。

ステージに登場したなかやまきんに君さんとケイン・コスギさん

――イベント前日の配信企画で『VALORANT』をプレイした感想を教えてください。

なかやまきんに君さん(以下、きんに君):ゲームをしばらくやっていなかったので、久しぶりに触れてみてすごく楽しかったですね。昔に比べて、映像もすごくキレイ。最近のゲームはどこか難しそうな印象があり、実際最初はうまくいかなかったんですけど、教わっているうちにどんどん上達していくのがわかって、それで楽しくなりました。

ケイン・コスギさん(以下、ケイン):僕もそうですね。ゲームってうまくいかないときはすごく悔しい。でも、友達と一緒にやっているときは楽しいし、うまくなったらもっと楽しくなっていきます。

――配信はいかがでしたか?

きんに君:ケインさんと久しぶりにご一緒できて、楽しかったです。マッスルコミュニケーションもできました。ケインさんは「Perfect Body」という決め台詞があるんですけど、一緒にやっているうちに、「これって決め台詞というよりギャグ?」みたいになってきて、同じお笑い芸人のような気がしてきました(笑)。

ケイン:収録が進むにつれて、距離が縮まっていくのがわかり、それが楽しかったです。ゲームも楽しくさせていただきました。



――配信動画では、筋トレとゲームプレイを行っていましたが、ゲームのうまさと筋肉量は比例するものでしょうか。

きんに君:間違いなく比例します。今後はもっと筋肉を活かしたゲームを出してほしいですね。プレイヤーが上達するには筋肉をつけないといけないゲームとか。

ケイン:筋トレを3分間やってゲームをプレイするのはどうでしょう。筋トレが完遂できたらポイントが加算されるようなルールがあれば、我々に結構有利になると思いますので、ぜひ入れてほしいです。

――『VALORANT』にはいろいろなキャラクターがいますが、やはり使うキャラクターがマッチョかどうかは気になりますか?

きんに君:だいたいマッチョキャラを選びますね。

ケイン:僕もそうですね。最初にキャラクターを選ぶ基準は、体つきです。できれば、もう少しタンクトップのスキンを付けたキャラクターが増えてほしいですね。肉体美を出してくれるとうれしいです。



――今回のイベントについて、最後にコメントをお願いします。

きんに君:僕は『VALORANT』まったくの初心者なんですけど、プレイしているだけで本当に楽しかったんです。なので、まだやったことがないのであれば、ぜひトライしてみてください。

ケイン:僕も『VALORANT』は初心者。何もないところから始まりますが、そこからでもう楽しいんです。まずはやってみてください。

きんに君・ケイン:パワー!

最後にふたりで「パワー!」のポージングをしてくれました

また、オフラインイベントの楽しみの1つが物販コーナー。「Riot Games ONE」のオリジナルグッズをはじめ、「VCT22 OFFICIAL GOODS」「VALORANT×UA GOODS」「DRX GOODS」「Paper Rex GOODS」など、会場販売ならではのグッズが並びます。イベント開始後すぐに売り切れるグッズもあるほど賑わいを見せていました。

さらに、イベントのオリジナルコラボフードも用意。「Riot Games ONE」は8時間を超える長丁場なので、フードコーナーの存在はとてもありがたいものです。

横浜アリーナに常設していたフードコーナーもオープンしていましたが、折角なので、コラボフードをいくつか食べてみました。

「Riot Games ONE」のオリジナルロゴの入ったカップで提供されている以外は特にコラボ要素はありませんでしたが、屋台メニューとしてはクオリティが高く、量も多めで値段もお手頃でした。

参加チームのユニフォームや、「Riot Games ONE」オリジナル、『VALORANT』オリジナルのスウェットなども展開

ソックスやキャップ、マフラータオルなどのアパレルのほか、ステッカー、チームフラッグもありました

会場外に3つのテントを設置し、「Riot Games ONE」オリジナルメニューを販売していました

ONEやきそば。辛めのレッドホットマヨソースと辛くないグリーンマヨソースの2種類から選べましたが、辛いのが苦手なのでグリーンマヨソースにしました

塩レモンだれの厚切り牛タン串。厚切りだったので、牛タン独特の歯ごたえが堪能できました

「Riot Games ONE」はバラエティに富んだイベントとして、エキシビションマッチを観る以外にも多くの楽しみがありました。横浜アリーナのホワイエがちょっと狭めだったので、プロチームのブースがなかったのは残念でしたが、多くのファンにとって、満足のいく1日になったのではないでしょうか。

著者 : 岡安学 おかやすまなぶ eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。@digiyas この著者の記事一覧はこちら