【阪神JF】2歳の乙女によるGI、細江純子の注目馬は?
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆阪神JFの注目馬
寒い日が続きますね。
冷えは万病の元と言いますので、皆さま、お互いに体を冷やさないように心がけましょうね。
さて先週から今週にかけては、いつも以上に移動が多く、バタバタな日々でした。
また振り返ると、1つ1つの仕事が実に様々で、対談のインタビューアーや司会、予想配信に異業種の方々との会食ミーティングなど、目まぐるしい2週間となりました。
中でも印象深かったのが、ゼロから会社を立ち上げた方々のお話。
偶然の出会いも入れると、5人の起業家の方と巡り合うこととなり、中には世界TOP30に入る女性起業家の方も。皆、物事の考え方や行動力、そして次世代に向けての展望など、馬の世界だけを見てきた私にとっては、とても刺激的かつ胸躍る内容ばかり。
と同時に生前、父から、「100の力を持ってしても1の頭には勝てない」と教わったことがあるのですが、最終的に頭の良さというのは生きる力となりますし、そこに経験値が加わることで人間的なキャパの広さが感じられ、世の中には魅力的な方がたくさんいらっしゃると感じる週でもありました。
話は変わり、先週のチャンピオンズCですが、テーオーケインズが4着という結果に。
当日のパドックで見た時に、前走のJBCの時の方が、ハキが感じられ、解説では、「普通かな…」と表現したのですが、結果的に思うのは、走り切った後のダメージが大きいタイプのように映りました。
と同時にレースにおいても、もう少しガツンとくるものが道中にあった方がいいようにも思えました。
一方、勝利をしたジュンライトボルトですが、最後の直線では前があくかな?と見ていましたが、人馬共に冷静な対応をしており、初GI制覇とは思えない石川騎手の騎乗ぶりでしたし、馬自身もダート経験が浅い中、様々な意味でダート適性の高さを感じるものでした。
さぁ日曜日は2歳の乙女のGI・阪神JFとなります。
現時点での注目は、ウンブライルとリバティアイランド、そしてラヴェル。
ウンブライルに関しては、阪神コースを経験しているというのがプラスに働きそうですし、前走の休み明けが、輸送もあった中で+10kgと体重が増えていたことにも魅了されます。
一方のリバティアイランドは初の右回りとなりますが鞍上はデビューからのコンビ。若駒戦において、そこは武器となる気がします。
そのリバティアイランドを負かしたラヴェルですが、前走も少しスタートは遅れたものの、その後の坂井騎手の巧みな手綱捌きが光る内容での勝利。よって見方によっては2着馬リバティアイランドの方が能力としては上と見る方も多いとは思うのですが、パドックでの馬の雰囲気はずば抜けて良く頭から離れないところも…。カイバ食いの良いタイプではなさそうなので、当日輸送というのもプラスに働く気もします。
そして枠的に魅了されるのがサンティーテソーロ。小細工なしの競馬となりそうですし、阪神マイルはあっている気がします。
それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)