エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

写真拡大

「エドガー・マルティネス賞」を2年連続で受賞

 エンゼルス大谷翔平投手が28日(日本時間29日)、年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を2年連続で受賞した。MLBネットワークでは、元チームメートらが見る“大谷評”を紹介。2018年に一緒にプレーしたクリス・ヤング氏は「打点やホームランの成績を更に伸ばすだろう。30本〜45本、もしくは50本を毎年打つ選手になるだろう」とさらなる飛躍を断言した。

 メジャー1年目だった大谷を同じグラウンドで見たヤング氏は、最大の魅力として「彼には継続性がある」と語る。「彼がルーキーの頃、一緒にプレーしたが、彼は足を上げるフォームだった」と振り返りつつ、メジャーの環境にアジャストするために変化をいとわなかった点を強調。「速球に対応する為に、彼はすり足打法に変えた。彼は取り組むべきことを理解している。そして、その修正が成績に現れた」と述べた。

 変化を恐れず、現状維持を良しとせず、さらに向上するための方策を練る。今季は投手としても大きく成績を伸ばし、サイ・ヤング賞の候補に挙がるまでになった。シーズンを重ねるたびに進化を続けていく姿に、ヤング氏は期待を抑えきれない。

 2017年にエンゼルスでプレーした元外野手のキャメロン・メイビン氏は「157試合に出場し、90得点を記録した。彼は打点を稼ぐ打者にも関わらずだ。そして、ヒットに加えて、2桁盗塁を記録した」と万能性を強調。「彼はなんでもできる、ユニコーンだ」と続ける。チームメートからは“トラウト以上”との声も聞こえてきたことにも触れ「(活躍に)飽きたからと言って、彼からこの賞を取りあげることは難しい」と言い切った。(Full-Count編集部)