アメリカがキューバに対して禁輸措置を実施してから、もう60年にもなります。(米国の対キューバ禁輸措置 - Wikipedia)

さすがに撤廃してもいいのではと、国連が毎年のように投票を行っています。

その投票結果を世界地図で表したところ、とてもわかりやすいものでした。

 

UN vote to end US embargo against cuba : Reddit


撤廃に賛成:189か国
反対:2か国(イスラエル、アメリカ合衆国)
未投票:2か国(ウクライナ、モルドバ)

こうして見るとほとんどの国が、禁輸措置を取り払ってもいいと考えているようですが、根が深いのか頑なにアメリカが頑張っているようです。

ちなみに平均的なアメリカ人の60%は禁輸措置の廃止に賛成の考えではあるようです。

もちろんアメリカ政府にも高度な政治判断というものがあるのでしょうが、一度気まずくなると簡単には元に戻らないあたり、人間関係に似ていますね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ニュージーランドはどうなってるんだ?

↑きっと尋ねるのを忘れたんだ。

↑ニュージーランドはリラックスしていた。

↑ニュージーランドは投票があることを忘れていたんだ。

↑ニュージーランドは自分たちが存在することを忘れていた。

↑実際、彼らは自国が地図に表記されていたら喜んでいるよ。

↑少なくとも今回は地図には載っているな。

●まだ禁輸措置やってるの? こんなに年数が経っていても?

↑そうだよ。ある程度は緩和して、今はマイアミからキューバ行きの飛行機が出てる。
アメリカ人としてキューバ滞在はできるが、禁輸措置の一環としてお金を使うことはできない。キューバのTシャツや葉巻の箱を持って帰れないことになっているが、誰も証明はできない。影響力が大きいのはアメリカ人よりも、多くのものが手に入らないキューバ人にとって。

↑アメリカ人は、個人の元へ行くならお金を使っていいが、政府が所有する設備(ほとんどの場所)ではNG。だからホテルやリゾートは立入禁止。だが米やオオバコは通りで買える。あるいはAirbnbを通してツアーも予約できる。実際にレシートでも保管しないと、どこにお金を使ったかを証明することはできない。

●国連は投票をほぼ毎年行っているので、これがどの年の地図かわからない。2021年の投票は184-2-3。

↑禁輸措置を終えるのに100%の投票が必要なの?

↑投票では禁輸措置を終えることはできない。国連はアメリカに命令はできない。

●仮にアメリカが禁輸措置を終わらせようしても、反対票だと思う。他者に言われてするのが嫌な国なので、その先例を作りたくない。そして拒否権を持っているので、同意できないものはだいたい無視している。

↑最初の部分は正しく、アメリカは常に反対票に投じるだろう。だが少し国連についての誤った解釈がある。拒否権はこの投票が行われている国際連合総会に対してはない。これが一般的な誤解釈で、アメリカは安全保証理事会に対して拒否権がある。理事会にだけ。
だが国連総会はアメリカに法的な力はない。アメリカはこの投票により禁輸措置を撤廃する義務もなく、国連は推奨しているだけ。国連関連の記事がこの件について正しく説明している。
ちなみに国連が反対しても、どの国も無視をする。国連は外交機関であって、世界政府ではない。唯一無視されない機関は安全保障理事会である。

↑国連が日本にヘンタイを作るのをやめろといったときのことを覚えてる?

●国連:おい、やめろ
アメリカ:笑、イヤだ。

●ほとんどのアメリカ人も禁輸措置の解除を支援しているよ。


いつか廃止される日は来るのでしょうか。

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