あのスターも…「うつ病を生き延びた」超有名選手たち
サッカー選手の4人に1人が精神的な問題を抱えているという調査結果が出ている。プレッシャーが大きな職業であり、将来も全く保証されていない。
今回はそんなサッカー選手での生活からうつ病を発症し、それを生き延びた有名スターたちを特集する。もちろんこの他にも多くの選手が治療を受けたことを告白している。
アンドレス・イニエスタ
バルセロナとスペイン代表で大きな成功を収めたイニエスタであるが、かつてはメンタルの状態を壊してしまったことがあるという。自伝やインタビューで明かされたところによれば、2009年にうつ病を発症し多くの困難に直面していたそうだ。
ジャンルイージ・ブッフォン
優れたゴールキーパーを生んできたイタリアでも、歴史上もっとも優れた守護神。そんな彼も2004年からうつ病を発症したためにパニック発作などに苦しみ、孤独感に苛まれていたという。アートやメンタル対策に触れることでそれを克服したそうだ。
セバスティアン・ダイスラー
うつ病に苦しんだ選手といえば、かつてはセバスティアン・ダイスラーが代名詞のような存在だった。ドイツの天才と評価されたものの、大きな怪我を経験してメンタルを壊し、27歳で現役引退。今はフライブルクで静かな生活をしているという。
クリス・カークランド
かつてはリヴァプールやウィガン・アスレティックでプレーした元イングランド代表GKカークランド。彼はキャリアを通してうつ病や鎮痛剤依存と戦っており、ギャリー・スピードの自殺を見て引退を決断したという。その後選手組合に相談してメンタルの治療を行い、現在はその経験をメディアで伝えている。
ペア・メルテザッカー
アーセナルやドイツ代表で活躍していた長身DFメルテザッカーは、サッカー選手としてのプレッシャーに対処することが難しかったという。ファンにサインすることすらもウンザリになった時期もあったそう。現在はアーセナルのアカデミーでメンタルヘルスも含めて指導を行っている。
マイケル・キャリック
マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍したキャリックがメンタルの調子を崩したのは2009年、チャンピオンズリーグの決勝で敗れた失意がキッカケだったという。それから2年の治療を受けて復活に成功した。現在はミドルズブラの監督を務めている。
アーロン・レノン
メンタルの状態を崩してしまったことにより、衝撃的な事件を起こしたレノン。2017年4月には高速道路の横を歩いているところを警察官に発見され、自殺のおそれがあるとして拘束された。それから長く治療を受け、7月にピッチへ戻ることに成功している。
ダニー・ローズ
トッテナム・ホットスパーで長くプレーしたイングランド代表サイドバックのダニー・ローズは、2018年6月に「うつ病と診断された」と告白した。前年度の夏に負った膝の怪我で長期離脱を経験したうえ、叔父が自殺したことが引き金になったという。
フランチェスコ・アチェルビ
今季ラツィオからインテルに貸し出されている強靭なセンターバック。彼は2012年に加入したミランでの1シーズンでうつ病を発症したという。そのキッカケは父親の死であり、それを紛らわせるためにアルコール依存症にもなってしまったとのこと。
ポール・ガスコイン
メンタルの状態によって苦しんだサッカー関係者といえば、やはりポール・ガスコインが大きな存在だ。天才的なプレーで知られた選手だったが、晩年はアルコール依存症とうつ病に悩まされ、引退後も多くのトラブルを起こし、何度も逮捕されている。ただこのところはイベントで各地を訪れ講演を行っており、ようやく元気な姿を見せているようだ。