軽量高速ノートPC「Surface Laptop 5」でベンチマークを行って「Surface Laptop 4」と比較してみた
2022年10月発売の「Micorosoft Surface」最新モデル「Surface Laptop 5」が手元に届いたので、開封して、さまざまなベンチマークを走らせ、前モデル「Surface Laptop 4」と比較してみました。
Surface Laptop 5: タッチスクリーンを搭載した速くて軽いノート PC | Microsoft Surface
https://www.microsoft.com/ja-jp/d/surface-laptop-5/8xn49v61s1bn
Intel第12世代プロセッサ&タッチスクリーン搭載の高速モバイルPC「Microsoft Surface Laptop 5」開封 - GIGAZINE
◆目次
・1:「Geekbench 5」でCPUやGPUの処理能力を測定
・2:「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」でゲーム性能を検証
・3:「PassMark PerformanceTest」で性能を測定してSurface Laptop 4と比較
◆1:「Geekbench 5」でCPUやGPUの処理能力を測定
「Geekbench 5」起動時に取得されたシステム情報等々はこんな感じ。OSはWindows 11 Home(64bit)で、搭載メモリ量は32GB(DDR5 SDRAM)。プロセッサはIntelの第12世代Coreプロセッサ、Core i7-1255U(2.6GHz)。
CPUベンチマークの結果はシングルコアのスコアが「1199」(暗号化:3003/整数演算:1044/浮動小数点演算:1234)、マルチコアのスコアが「6676」(暗号化:6607/整数演算:6548/浮動小数点演算:6965)でした。2021年春登場のSurface laptop 4のAMD Ryzen 7 3780U(2.0HGz)搭載機のスコアはシングルコアが561、マルチコアが4096なので、大きく上回っています。
GPU(Intel Iris Xeグラフィックス)のベンチマーク結果は、OpenCLでは「17761」。
Vulkanでは「16499」でした。
なお、Surface laptop 4はAMD Radeon グラフィックス搭載で、OpenCLのスコアが14745、Vulkanのスコアが17896でした。
◆2:「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」でゲーム性能を検証
次にゲーミング性能を確かめるべく、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を描画解像度やグラフィック品質を切り替えながら実行してみました。
その結果は以下の通り。ベンチマーク中の動作もいかにも重く、基本的に重量級ゲームのプレイをするのには向いていません。
描画解像度グラフィック品質スコア評価1920×1080ピクセル高品質1535動作困難1920×1080ピクセル標準品質1844動作困難1920×1080ピクセル軽量品質2900やや重い1280×720ピクセル高品質2079重い1280×720ピクセル標準品質3141普通1280×720ピクセル軽量品質4070普通
◆3:「PassMark PerformanceTest」で性能を測定してSurface Laptop 4と比較
CPU・2Dグラフィック・3Dグラフィック・メモリ・ディスクの5項目でベンチマークを行う「PassMark PerformanceTest」も動かしてみました。
総合スコアは「3428」。これはPassMark PerformanceTestが集計しているスコアのうち、上位から43%に位置します。ただし、世界平均は4335なので、平均よりちょっと下。
スコアをSurface Laptop 4(上)と比較するとこんな感じ。Surface Laptop 4のスコアが「4712」で、Surface Laptop 5を上回っています。
CPUスコアもSurface Laptop 4が勝利。
2DグラフィックもSurface Laptop 4がほぼダブルスコア。
しかし3DグラフィックはSurface Laptop 5が逆転。
メモリもSurface Laptop 5が勝利。
ディスクはSurface Laptop 5が4に大きな差を付けました。トータルのスコア差は、主にCPU性能の部分が大きいようです。
後日、モバイル用途に適したPCなのかどうか、バッテリーの駆動時間や、持ち出して膝の上で使えるぐらいの熱なのかなどをまとめて掲載予定です。
<つづく>