乾燥しやすい秋冬の肌はデリケートな状態。だから、肌をこする危険度ナンバーワンの「落とすケア」は、早く落としたくて気がはやると、ゴシゴシ洗いにつながるので要注意! こすらずしっかり汚れを落とすクレンジング&洗顔方法を、美容家の小林ひろ美さんに教えてもらいました。

【クレンジング】絶対こすらずにメイクをオフ!

肌が動くほど力を入れてクレンジング剤をなじませるのはNG。顔の凸凹に沿って上手に指先を動かせば、肌をこすらずに優しくメイクを落としきれます。

●頬はあごからくるくると優しくなじませる

手のひらで温めたクレンジング剤を顔全体に押さえるようにのせる。まず、あご下からこめかみに向けて、指の腹で円を描きながらなじませて。

クレンジング剤は、人肌に温めてから使用しましょう。

●小鼻や目元は親指をあごにかけてなじませる

メイクが残りやすい小鼻や繊細な目の周りは、親指をあごに引っかけて、中指の腹を滑らせて。指先に力が入りにくくなりソフトなタッチに。

●洗い流す前にティッシュで余分な油分をオフ

三角に折ったティッシュを半顔にそっと当てて油分を吸い取り、裏返してもう半顔に当てて。洗い流すときのゴシゴシ洗いの予防に。

【洗顔】Tゾーンに集中して洗う

洗顔は意識しないと、フェイスラインに沿ったUゾーンばかりを洗いがち。皮脂の多いTゾーンにたっぷりの泡を集中させて、摩擦レス洗顔を!

●Tゾーンに向かって指先を内回転に動かす

たっぷりの泡を顔全体に広げ、Tゾーンに向けて、指の腹を内回転させて。

力が入りやすい人は、ひじを上げると、自然に力が抜けます。

●下あごは舌を入れて「ペリカン顔」で洗う

下あご(唇の下)のざらざらゾーンは、舌を入れて膨らませ“ペリカン顔”にしてから洗うのがコツ。小さな円を描きながら優しく洗って。

「落とすケア」アイテム選びのポイント

こすらずしっかり落とすには、アイテム選びも重要です。

●ダブル洗顔不要

忙しいときは、クレンジングと洗顔が一度にできるタイプが便利。しっかりメイクならオイルが◎。

●スクラブ入り洗顔料

不要な角質は、洗顔時にオフ! 肌に負担が少ないものを選んで。秋冬は週1回程度がおすすめ。

●ミルククレンジング

メイクとなじむと指先の感触が変わり、洗い流すタイミングがわかりやすい。だらだら洗いの予防に。