韓国家庭の約8割が使う調味料「ダシダ」。おすすめの使い方を聞いてきた
少しピリッとした辛さや独特な味つけがたまらない「韓国料理」。最近はおうちで韓国料理をつくっているという方も多いかと思いますが、ネットなどでレシピを検索していると「ダシダ」という調味料を目にしたことはありませんか? この「ダシダ」の味や使い方を紹介します。
韓国の国民的調味料「ダシダ」って?使い方や魅力を聞いてみました!
今回はこの韓国調味料「ダシダ」について、CJ FOODS JAPAN株式会社 マーケティング部 部長のソンフウジョンさんと市川紗世さんに、名前の意味や魅力、そしてちょっと驚きの使い方について話をお伺いしました。
●韓国の約8割の家庭が使用する「国民的調味料」
ダシダとは、じっくり煮込んだ牛骨エキス、タマネギやニンニクなどの野菜、そして薬味など、素材のおいしさが溶けこんだ粉末調味料です。
CJグループの総合食品メーカー・CJ第一製糖が、1975年に韓国のオモニ(お母さん)の味としてダシダを発売。現在は、なんと韓国国内のシェア約80%以上を獲得しているそうです! 日本でもCJ FOODS JAPANが販売し、スーパーなどで見かけますよね。
ダシダと聞くと、なんとなく日本語の響きから「だし」を想像しますが、韓国語で“おいしくて舌鼓を打つ”という意味なんだとか。
「ダシダは入れるだけで料理がおいしくなる調味料で、韓国では約8割の家庭で使われています。日本でいう、かつおだしやうま味調味料のようなものなので、肉ジャガやハンバーグ、カレーなど、さまざまな料理に使用できますよ」(市川さん)
また、その使い方は料理に入れるだけではなく、ふりかけて使うことも可能です。最近ではフライドポテトにササっとかけるだけで、「お店のような味わいでやみつきになる!」とSNSなどで話題になりました。
●料理の楽しみと可能性を広げてくれる!
ダシダは、味はもちろんのこと、その「使い勝手のよさ」も人気の理由です。入れるだけ、かけるだけで味が決まるのは、手間が省けてうれしいですよね。
「調理例でいうと、野菜と豚肉にダシダを加えて炒めるだけでおいしい野菜炒めが完成。ダシダだけでしっかりと味つけができるので、イベントでの試食の際には『これを入れるだけでこの味がでるの…?』と驚かれることも多々ありますね」(ソンさん)
「普段の料理に入れただけで、ワンランク上の味になる。だから魔法の調味料みたいですよね。最近はなにに対しても『失敗したくない』という傾向をなんとなく感じますが、このダシダは料理が得意な方はもちろん、少し苦手な方でもいい味に完成するので、そのニーズに応える商品になっていると思います」(ソンさん)
コロナ禍で料理をする機会が増えたという方も多いのでは? 毎日の献立を考えるのはなかなか大変ですよね。その点ダシダは韓国料理だけではなく、和食や洋食など幅広いジャンルの料理に使えるのでとても便利!
「韓国ではお誕生日のときなど『ワカメスープ』をよく飲むのですが、カップにダシダと乾燥わかめに入れて、熱湯を注いでかき混ぜるだけで完成するのでそれもおすすめです。弊社で運用しているレシピサイト『おいしい韓国』では伝統的な韓国料理のほかにもさまざまなレシピを紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください」(市川さん)
ちなみにダシダは韓国から輸入しているものなので、本場韓国と同じ味を楽しむことができますよ!
●時短で本格的な「コムタン」が完成!
粉末タイプは、“牛肉だしの素”と書かれた、100g入ったもの以外にも、少量使うのに便利な8gのスティック12本入りも販売。そのほかに、アサリにカキやエビを加えて、薬味でバランスを整え、豊かな味わいが特長の「あさりダシダ」が発売中です。
また、ポーションタイプの「my鍋 牛骨コムタン」や「海鮮スンドゥブ」も使い勝手が抜群。
「コムタンは、牛の骨のついたお肉を何時間も煮込んでつくるシンプルな韓国のスープですが、忙しいとそこまで調理時間をかけてられないですよね。しかし、『牛骨コムタン』は、水に混ぜて煮るだけで奥深い味わいのコムタンが完成するのでおすすめです」(ソンさん)
「my鍋 牛骨コムタン」にご飯を入れてコムタンクッパとして食べるのはもちろん、トック(韓国のおもち)やマンドゥ(ギョーザ)などを入れるのもイチオシ! 常備しておけば、食べたいときに1品簡単にできますよ。
ダシダを使って手軽に楽しみながら、自分ならではの具材やアレンジを加えるのも、おうち韓国料理ならではのよさ。ぜひみなさんも韓国の国民的な調味料・ダシダを見かけた際はチェックしてみてはいかがでしょうか?