片づけ上手さんのクローゼットや押し入れはどのように整理整頓されているのでしょうか? 今回は、ものが捨てられなくても、家が狭くてもマネできるとっておきワザを、整理収納アドバイザーの柳沢小実さんとMisaさんに教えていただきました。衣替えをきっかけに、クローゼットや押し入れもすっきり整理すれば、使いやすさがアップしますよ。ぜひお試しください!

柳沢さん「動線意識。使いやすいクローゼットに」

寝室のクローゼットは夫婦で分けて管理している柳沢さん。

「部屋干しハンガーを近くに取りつけたので、洗濯後の服をそのまましまえます。つめ込みすぎず、適量を保つことを心がけています」

(1)ワゴン収納の上は空間をあける

上段にはベルトや帽子などを収納。

「全体を見渡せて、奥のものも出し入れしやすくなるように、ワゴンの上はあえてあけています」

(2)よく着る服は干す&しまうハンガーを統一

「洗濯物はこのハンガーで干し、そのままクローゼットにしまえる仕組みに」

トップス用20本、パンツ用10本、スカート用10本に収まる量をキープしています。

ちなみに、ハンガーはすべて『MAWAハンガー』で統一です。

収納グッズをそろえると、見た目もすっきりしますよね。

(3)エコバッグ専用の引き出しを用意

ワゴンの下段には、つい増えがちなエコバッグをまとめて収納。

「自立しないエコバッグは、たたんで上から見渡せる状態にしておけば、出かける前にサッと選べます」

Misaさん「物置兼クローゼットの押し入れ」

上段はMisaさんの仕事用品や雑多な小物の収納に、下段は子ども服を収納。

「下段のキャスターつき引き出しの奥は防災用の水を備蓄するなど、広いスペースを効率よく活用しています」

(1)扉を外して通気性&使いやすさアップ

服もしまうため、湿気がこもりがちな押し入れの扉は外して、通気性を確保。出し入れのたびに扉を開閉する手間がなく、使いやすさも◎。

「来客時は目隠しのカーテンを閉めればすっきりします」

(2)なんでも入れてOKの引き出しをつくる

上段に設置した引き出しのひとつは、なんでも入れてOKにして出しっぱなしを防止。

「エコバッグや日よけアイテムなど、よく使うけどどこにしまおうか迷うものを入れています」

(3)投げ込み収納も目隠しですっきり

下段の引き出しは、投げ込み式の収納に。

「靴下やハンカチも入れる場所だけ決めれば、子どもが自分で出し入れできます。引き出しの手前にプラスチックダンボールを入れ、目隠しに」

衣替えの時期となった今。クローゼットや押し入れの収納にお困りの方も多いはず。片づけ上手さんの収納術、参考にしてみてくださいね。