舞台降板の米倉涼子が決意「動ける身体を取り戻してやる!」
俳優の米倉涼子が4日、東京・三越劇場で行われた映画『スペンサー ダイアナの決意』(10月14日公開)のプレミア試写会イベントに登壇。先月、11月から出演予定だったブロードウェイミュージカル「CHICAGO」のブロードウェイ公演、並びに来日公演を「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」によるドクターストップで降板することを発表した米倉は、舞台にカムバックする決意を打ち明けた。
現在公開中のドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』と『スペンサー ダイアナの決意』の公開を盛り上げる“ダイアナプロジェクト”のアンバサダーを務める米倉は、近藤春菜(ハリセンボン)、スペシャルMCのLiLiCoとトークを展開。作品にちなみ、「人生の決意」を発表することになると、エルトン・ジョン風の扮装で登場した近藤が「エルトン・ジョンさんにごあいさつ」、LiLiCoが旦那に「キレないこと」などと挙げ、面白おかしくエピソードを語った。
そんな中、米倉は「こんな軽快なお話の中で、わたしだけシリアスな話になっちゃってすみません」と笑顔を見せつつ、「動ける身体を取り戻す!」と明言すると、「皆さんにご迷惑をおかけしちゃって、ある舞台に立てなくなってしまったので、いつかまた舞台に上がれるように、動ける身体を取り戻してやる! という決意です」と力を込めた。
LiLiCoのフリに近藤が「エルトン・ジョンじゃねーよ!」とキレる流れにならい、MCから「ダイアナさん」と声をかけられ、「ダイアナじゃねーよ」とツッコみ、会場を沸かせる場面もあった米倉。最後に「苦しみながらも彼女らしい一歩を踏み出す姿はとても美しいし、皆さんの勇気にもつながると思います。ぜひ集中してご覧いただきたいと思います。わたしも少なからず勇気をいただきました」と観客に呼びかけた。
ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなり25年。メモリアルイヤーの今年公開される『スペンサー ダイアナの決意』は、ダイアナが自身の人生を見つめ直して重大な決断をする姿を描くドラマで、主演のクリステン・スチュワートは第94回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。(錦怜那)