【ファンキー通信】在宅勤務OK・・・なのに出社しちゃう!?

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 毎日むし暑いですね〜。満員電車に揺られて会社に行くの、嫌になっちゃいません? できるものなら自宅やカフェで仕事したい! なんて思っている人も多いのでは? 

 ・・・と、思っていたんですが、米国で行われた調査によると、労働者のおよそ25%が在宅勤務を許されている職場、もしくは職務についているのにも関わらず、実際に在宅勤務をしているのは、そのうちの11%だけなんだとか。しかも、週に2日以上在宅勤務している人は全体の半数以下で、14%の人々に限っていえば、在宅勤務をするつもりさえないんだそう。

 理由は自宅にパソコンがないからでも、インターネット接続ができないからでもなく、「お金や時間の節約よりも、職場の環境の良さが勝っているから」というワケ。確かに、職場に居れば他の社員とのコミュニケーションがとりやすいなどメリットは多いけれど、せっかくの制度なのに・・・。日本で同様の制度を導入している企業ではどうなんでしょう? やっぱり出社組が多いんでしょうか?

 「当社では特定の職種を除いて、全社員が「テレワーク」(情報通信技術【IT】を利用した場所・時間にとらわれない働き方【社団法人日本テレワーク協会による定義】)を行える環境にあります。2006年1月に実施したアンケートでは、全社員の約半数の回答率で、その中の約45%の社員がテレワークの経験者でした。特に営業やワーキングマザー、そして育児参加している男性が多く活用しているようです」(日本テレコム株式会社 広報宣伝部 高浜みゆきさん)

 ちなみに、同社のテレワークは、あらかじめ実施利用の申請を提出するのではなく、必要に応じて利用できる形態で、上長への実地報告で承認となるのだとか。インターネットにつながる場所であれば、社外でも働くことが可能で、自宅のみならず、客先や公衆無線LANが使えるマクドナルドなどのファーストフード店などでもOKとのこと。でも、不便なこともあるんじゃないですか?

 「統一規格のPCや携帯型のIP電話を全社員に配布し、モバイル環境で仕事ができるツールを整えているので、社員間のやりとりもスムーズにできるようにしています。また、徹底的な情報のデジタル化を行い、どこに居ようとも会社のサーバへアクセスすれば、情報を入手できるようにもしました。会社外の場所でも快適に仕事ができる柔軟な働き方で、個人のワーク&ライフのバランスを上手に取ってもらい、楽しく創造性を発揮し、仕事に取り組んでもらいたいと考えています」(同)

 お〜、ハイテクな時代になったんですね! ちなみに、個人的には在宅勤務大好きな私ですが、一歩間違えると自堕落なひきこもり生活になってしまう危険性もあるんですよね。皆さんも注意してくださいね!(清川睦子/verb)

■関連リンク
日本テレコム株式会社 - 文中コメントを寄せた日本テレコム株式会社のWebサイト
社団法人日本テレワーク協会 - テレワークの普及・啓発に努める社団法人のWebサイト