世界唯一の300km/h以上出す2階建て超高速鉄道車両とのこと。

2024年のパリ五輪前には運行開始の予定

 フランスの鉄道車両メーカー、アルストム社は2022年9月9日、フランス国鉄(SNCF)向けの高速鉄道車両TGVの次世代型「TGV M」の完成車体を公開しました。


フランス国鉄の次世代高速鉄道車両TGV M(画像:フランス国鉄)。

 説明によると、このTGV Mは現時点で国内運行用100両、国際運行用15両の計115両をフランス国鉄から受注しているとのこと。今回、公開された車両は先行量産車で、今後この車両を用いて、チェコ共和国のヴェリム試験センターにおいて200km/hの動的試験を2022年末まで行う予定だといいます。

 ちなみに、アルストムではTGV Mに「アヴェリア・ホライズン」というブランド名称を付けており、最大300km/h以上で走る世界唯一の2階建て超高速列車としてPRしています。

 フランス国鉄では、2024年のパリオリンピックを見据えて、TGV Mを2023年から運行する計画です。

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