「Re・De Pot」で作ったタコ飯、鶏ハム、ポトフ

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 テレビやIoT製品などのデジタル機器事業を手掛けるA-Stage(東京都港区)の電気圧力鍋「Re・De Pot(リデ ポット)」。今年7月に新色「HYGGE GRAY(ヒュッゲグレー)」が数量限定で発売されました。今回は、Re・De Potの使い勝手を調査、調理をしてみました。

 Re・De Potは、炊飯をはじめ、肉や魚、野菜などの調理を25分ほどで行えます。定番のローストビーフ、ビーフシチューをはじめ、サムゲタン、おはぎ、茶碗蒸し、玉ねぎを丸ごと使ったスープ、りんごジャムなどのメニューも調理可能です。

 今回、調理に挑戦したのは、独身で料理は気が向いたときにしかしないというズボラな性格のオトナンサー編集部・40代男性スタッフ。

 電気圧力鍋の使用経験はなし。そのスペックで、「鶏ハム」「タコ飯」「根菜たっぷりのポトフ」の3種類を作ってみました。

砂糖と塩をふりかけただけのシンプル鶏ハム

 鶏ハムは、鶏むね肉を使用。圧力鍋でせっかく料理ができるということで、今回は皮を取らずにそのまま挑戦してみました。味付けは砂糖と塩のみでシンプルに。調味料が染みこみやすいように、フォークで肉に穴を空け、その後、ラップを巻いて2時間ほど冷蔵庫で寝かせました。

 内釜に水、下ごしらえした鶏むね肉、香り付けとしてローレルの葉2枚をイン。そして「スロー(低温)調理」機能で調理開始。同機能は、40〜100℃の間で、10℃刻みの温度設定が可能。さらに、加熱時間は、5〜60分では5分刻み、1〜12時間では30分刻みで設定することができます。

 今回は、80℃で20分“ほったらかし”にしてみました。20分後、フタをオープンすると、ローレルと鶏肉のおいしそうな香りが立ち込めていました。加圧された鶏肉は、スムーズに包丁が入るほどのちょうど良い仕上がりに。大葉とネギ、和風からしをお皿に盛り付け、いざ試食!

 なんといっても驚いたのが、肉の柔らかさ。パサパサになりやすい鶏ハムですが、ジューシーなうまみがたっぷりと閉じ込められていて、箸のスピードが上がるほど、ペロっと食べてしまいました。

 全体の調理時間は下ごしらえや肉の寝かしつけで約2時間ほどかけてしまいましたが、スイッチを入れてから20分でここまでの仕上がりになったことに大満足でした。

ゴロゴロタコ飯

 近年、さまざまな炊き込みご飯を炊飯器で作るのがはやっています。電気圧力鍋でも、ふっくらとした炊き込みごはんを作ることが可能だということで、「タコ飯」に挑戦しました。

 同電気圧力鍋の最大炊飯容量は4合(0.8リットル)となっています。今回は、「おかわりもできたら、一石二鳥だぞ!」ということで、2合で作ってみました。

 材料は、スーパーでよく目にする「真ダコ」。普段より大きめにぶつ切りにした真ダコ、しょうゆ、料理酒、顆粒タイプの和風だしを適量、内釜に入れ、「圧力調理」機能のオートモード「メニュー1」(約20分)で調理してみました。

 20分たって、フタをオープン! しかし、ここで痛恨のミス。米、水のバランスは内釜の線に合わせたものの、しょうゆや料理酒を入れたため水分量が多くなり、炊き上がりは、少しベチャっとしたタコ飯に……。そこでマニュアルモードを駆使し、2分ほど“追い加圧”!

 見栄えこそ、悪くなってしまったものの、お米の芯は残ってなく、ちょうどよい固さに。しょうゆやだしの染み込みも抜群の仕上がりになっていました。

大根、レンコン、ニンジン入りの根菜ポトフ 豚のスペアリブも一緒に

 圧力鍋といえば、カレーやシチューを短時間で調理することができるのも醍醐味(だいごみ)。そして、使ってみる者の心理としては「『Re・De Pot』の電気圧力鍋の実力は、いかほど?」ではないでしょうか。

 そこで、今回は煮込みなどでも時間がかかる大根、レンコン、ニンジンといった根菜を大きめに切って入れたポトフにも挑戦。しかも肉は豚のスペアリブをセレクトしてみました。

 大根、レンコン、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎを大きめに切り、内釜へ。そして、肉と野菜本来のうまみがどうなるのかを確認するため、あえて塩などの調味料は入れずに調理してみました。

 「圧力調理」機能のオートモード「メニュー7」(約20分)で加圧。同電気圧力鍋は最大1.8気圧の高圧で100℃以上の沸点で調理してくれるのが特徴です。

 調理後、フタを開け、根菜の固さを箸で確かめてみたところ、スルッと刺さる! スペアリブの肉はほどけるように骨から離れ、感動しました。スープの味も確かめると、うまみと甘みを感じられたことに、さらに興奮。コンソメを少量、加えて味を微調整しました。

 保温もできるため、スープやシチューを作ったときには、食べたい時間に合わせて食事することができます。

ボタン3つでスムーズに調理 “ほったらかし”時間は有効活用

 今回、スタッフが実際に使用してみて思ったのは、調理を開始するのにボタン3つほどしか“ポチッ”としないことに本当にビックリ。“ほったらかし”している間は、掃除や洗濯、テレビ鑑賞、ちょっとした仕事を片付けちゃうなんてこともできるでしょう。

 そして、「Re・De Pot」の電気圧力鍋のデザインはカラーラインアップが豊富なのも魅力の一つ。国際的デザイン賞「Red Dot Award 2021」のプロダクト・デザイン部門で「レッド・ドット・デザイン賞2021」も受賞しています。

 今回、使用した「ヒュッゲグレー」は、ホワイトで統一した空間、ブラックを基調としたシックな空間にもなじむため、さまざまなキッチンや部屋にも合うようデザインされています。

 料理好きの方だけでなく、デザイン性も重視したい!といった方にも、おすすめです。