エミレーツ航空、主力巨大機「A380」など120機を大改造へ 改修費2690億円、さすがの財力!
現行の777も全改修を受けます。
毎月4機ペースで
中東・アラブ首長国連邦のドバイに本拠を構えるエミレーツ航空が、総2階建て超大型旅客機「エアバスA380」、ならびに「ボーイング777」といった国際線主力機120機の客室を改修します。現在の計画では毎月4機のペースで改修を実施し、2025年4月の更新完了を目指します。この改修には、約2690億円以上が投資されているとのことです。
エミレーツ航空のA380(画像:エミレーツ航空)。
今回は67機のA380が先んじて改修を受けたのち、53機の777が改修されます。この改修では、プレミアムエコノミーシートが新たに設置されるほか、ファーストクラスの改修、新仕様のビジネスクラスなどが設置されます。また、カーペットと階段がアップグレードされ、客室のインテリアパネルも、ガフの木をモチーフとした新しい色調とデザインに変更されるとのことです。
エミレーツ航空の新しいプレミアムエコノミークラスは、豪華な座席、より広い足元のスペースをもち、多くの航空会社のビジネスクラスに匹敵するサービスを提供する、と同社はコメントしています。これらの機体は、ロンドン、パリ、シドニー線などのA380運航の高需要路線で導入が始まった後、順次路線を拡大する予定です。