今から42年前。当時、大平町を拠点にしていた日立栃木のメンバーで構成された栃木県チームが強豪の熊本を15対13で破り地元国体で優勝を果たしました。

栃木を初めての日本一に導いた監督の伊藤宏幸(いとう ひろゆき)さん。当時28歳。今回の国体も監督を務めることになりました。

県南に長く根付いていたハンドボール。日立栃木は2002年まで地元に愛されました。

「ハンドボールの灯を消さない」日立栃木を引き継いで発足したのがクラブチームのオレンジクラブ。

今回のとちぎ国体ではオレンジクラブを中心にした栃木県選抜チームが頂点を目指します。

オレンジクラブのメンバーは18歳から41歳までの18人。うち17人が地元出身です。

ハンドボールは1チーム7人。アグレッシブにゴールを狙います。

今年70歳の伊藤監督。初優勝に熱狂した栃の葉国体から42年の時を経てめぐってきた地元開催の国体。人一倍、思いを込めて活躍を誓います。