那須町の公民館でチョウの羽の表と裏を同時に見ることができる珍しい標本展が開かれています。

那須町湯本の高原公民館で開かれているのは世界中から集めたおよそ200種のチョウの標本展です。この標本は日光市に住む県立図書館職員の新部公亮さん(67)が手掛けています。

標本には鏡が使われていてチョウの羽の表と裏の模様を同時に観察できるのが特徴です。こちらは主に中南米に生息し鮮やかな色彩で世界的にも人気が高く世界三大美チョウの一つのモルフォチョウ類です。羽の表は鮮やかな青色、しかし裏側は枯葉や落ち葉などに擬態するための模様で表と裏の違いは一目瞭然です。

そのほか、数字や鳥の目のように見える模様など、さまざまチョウの表と裏の羽の違いを楽しむことができます。

この「チョウ類標本展」は8月31日まで開かれています。