救助技術の全国大会出場へ 訓練の成果を披露 宇都宮市消防局
消防救助技術を競う全国大会へ出場を決めた宇都宮市消防局の職員が大会を前に18日、市内で訓練の成果を披露しました。
訓練の成果を披露したのは、増渕尋紀消防士長と矢古宇穏空消防士のペアです。2人は7月に東京で開かれた消防救助技術を競う関東大会に出場し、溺れた人を救助する「溺者搬送」種目で2位に輝き、26日の全国大会への切符を手にしました。 溺者搬送は、救助者が20メートル先の要救助者を助けにいき、プールサイドに戻るまでの技術や所要時間を競うもので、救助者を増渕さんが、要救助者を矢古宇さんが担当します。関東大会では27.5秒を記録した2人ですが、18日はそれを上回る26.6秒でした。 山崎久消防長は「関東地区代表として、これまでの訓練の成果を存分に発揮してほしい」と激励。2人のベストタイムは26.2秒で、増渕さんは「全国大会では優勝を目指す」と意気込みました。女性消防職員として県内から全国大会に出場するのは矢古宇さんが初めてで「これをきっかけに女性消防士になりたい人が増えてもらえれば」と話しています。