夜行・新宮行き、昼行・京都行きで運行されます。

3月上旬まで週4便運行


紀伊半島を周遊する「WEST EXPRESS 銀河」(2021年7月、恵 知仁撮影)。

 JR西日本は2022年8月17日(水)、観光列車「WEST EXPRESS 銀河(ウエストエクスプレスぎんが)」を今年度も和歌山方面へ運行すると発表しました。運行は10月から翌年3月上旬まで。

「WEST EXPRESS 銀河」は、京阪神エリアで新快速などに使われてきた「117系」電車6両を改造した車両で運行される長距離列車です。2020年5月のデビュー以来、出雲市など山陰方面、下関など山陽方面、新宮など和歌山方面、四国方面へ、それぞれ夜行・昼行の長距離列車が運行されてきました。

 昨年に初運行となった和歌山エリア。今年も京都〜新宮間で夜行・昼行それぞれ36本が運行されます。

 昨年との違いは、座席配置を左右入れ替えて、海側座席を倍増し、太平洋の景色がより楽しみやすくなったことです。また、昼行列車は新宮発が9時50分と、昨年より2時間前倒し。紀伊田辺に新たに停車するほか、他の停車駅でも停車時間が長く設けられています。これにより、一日かけてよりゆったりと列車旅を満喫できるスケジュールとなっているほか、当日中に新幹線で博多駅や東京駅まで帰れるようになっています(昨年は広島、名古屋が限度)。

 夜行列車は、紀伊半島最南端の串本駅に到着するタイミングで、観光名所「橋杭岩」の日の出を迎えます。

 ほかにも昨年からリニューアルされた「地元のおもてなし」が用意されています。

「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの予約は8月30日(火)から、日本旅行のツアー商品として発売されます。