駐日ベルギー大使が17日、福田富一知事を表敬訪問し栃木県とベルギーの今後の交流などについて意見を交わしました。

 

福田知事を訪れたのはロクサンヌ・ドゥ・ビルデルリング駐日ベルギー大使です。日光市中宮祠には現在も使われているベルギー大使館の別荘があり、2018年に初めて一般公開されるなど深いゆかりがあります。

 

大使を出迎えた福田知事は「昭和初期から大使館の別荘が置かれるなどベルギーとは栃木県ならではの関係があります。大使の来県を機に、友好関係が強化されることを願います」とあいさつしました。

 

これに対しビルデルリング大使は「やっとお目にかかれて光栄です。栃木県とは特別な絆があり、これからさまざまなイベントやプロモーションを一緒に計画していきたい」と述べました。

 

意見交換では福田知事が、ベルギー大使館別荘の一般公開と日光自然博物館でのベルギー展の同時開催を提案しました。

 

一方、ビルデルリング大使からは、イベントだけでなく、投資セミナーの開催や民間企業のビジネス交流などが提案されました。

 

意見交換は和やかに進み、ビルデルリング大使がベルギーではイチゴが有名な地区に住んでいると話し、「イチゴの品評会をしましょう」ともちかけると、福田知事も「望むところです」と笑顔で応じていました。