「トキとの共生を目指す里地」に選定 放鳥できる里づくりへ 小山市
小山市などでつくる「コウノトリ・トキの舞う関東自治体フォーラム」が環境省の「トキとの共生を目指す里地」に選定されたことについて、小山市の浅野正富市長は「渡良瀬遊水地でのトキの放鳥についても弾みがつくと思う」と述べました。
トキとの共生を目指す里地は、国の天然記念物トキの本州での定着に向けて取り組みを行っている地域を環境省が選定するものです。
栃木県内では小山市のほか栃木市、野木町が加盟する「コウノトリ・トキの舞う関東自治体フォーラム」の代表理事に浅野市長が就任したことから小山市の呼びかけでフォーラムに加盟する関東18の市と町が連名で応募しました。
今回の選定は「トキの野生復帰を目指す放鳥は行わないものの飛来したトキが生育できる環境整備を進める」地域でほかに宮城県登米市と秋田県にかほ市が選ばれています
浅野市長は「具体的な道筋が見えていよいよ機が熟した感じ。コウノトリと同じように渡良瀬遊水地で生育できる環境を整え数年後にトキを放鳥できるように渡良瀬遊水地のポテンシャルを上げたい」と述べました。