秋の味覚・ナシ「幸水」の今シーズンの出荷が16日、南那須地区で始まりました。

 

初出荷を迎えたのは、JAなす南の梨部会が生産した「幸水」です。16日午前8時から、出荷作業を開始しました。梨部会では、41人の会員が57ヘクタールの農地でナシを生産していて、JAなす南の主力生産物になっています。

 

JAなす南によりますと、去年と一昨年は、花が咲く時期に霜の被害を受け出荷量が減少しましたが、ことしは3年ぶりに被害がなく、小ぶりながらも品質は良好で、収穫の量も平年以上ということです。

 

生産者が運び込んだ、およそ20トンのナシを形やキズなどで選果したあと、大きさごとに8階級に分けて次々に箱詰めしました。箱詰めされたナシは、京浜市場に出荷されます。   

 

「幸水」は8月末まで連日出荷され、その後は「豊水」「あきづき」「新高」「にっこり」と出荷リレーが続き、およそ1600トンが出荷される予定です。