今年10月に開催するいちご一会とちぎ国体と全国障害者スポーツ大会を文化・芸術活動を通じて盛り上げようと、栃木を題材にしたオリジナルミュージカルの最終公演が11日、県総合文化センターで開かれました。

これは栃木県ととちぎミュージカル協会が主催となり、文化・芸術活動を通じてとちぎ国体と全国障害者スポーツ大会の開催機運を高める「文化プログラム」の一環です。

ミュージカルは真岡公演と黒磯公演、11日に行われた宇都宮公演の合わせて3回開かれました。

宇都宮公演にはおよそ170人が出演し、その中には一般公募で選ばれた県内の小学生から高校生までのおよそ40人も参加しました。

演目は「しもつけ王国物語」と題し男体山と群馬県の赤城山の神が中禅寺湖の領土を巡って争った伝説をモチーフにした歴史冒険ファンタジーです。

日光和楽踊りや八木節など県内の郷土芸能をアレンジしたダンスなどが盛り込まれていて、出演者の熱の入った演技が観客を魅了していました。

訪れた人たちはミュージカルを通じて、栃木の魅力の再発見やふるさとへの愛着を深めていました。