ユナイテッド航空に続きました!デザイン期待!

ロス→ホノルルを3時間

 アメリカン航空は2022年8月16日、アメリカのスタートアップ企業・ブームスーパーソニックが開発を進めている超音速旅客機「オーバーチュア(Overture)」の発注決定を発表しました。同機を発注したアメリカの航空会社はこれで2社目です。


アメリカン航空機(乗りものニュース編集部撮影)。

「オーバーチュア」は2016年にプランが公開され、2021年にはユナイテッド航空から受注を獲得。現在実用化にむけ開発・実験が進められている超音速旅客機です。65から80人のキャパシティを持ち、現行の旅客機の約2倍という、マッハ1.7で速度で巡航します。たとえば、現在5時間40分程度を要することが多いロサンゼルス→ホノルル線では、「オーバーチュア」の導入により3時間まで飛行時間を短縮できるとしています。

 アメリカン航空が導入を予定している「オーバーチュア」の機数は最大20機。こちらは、返金不可の保証金を支払い済みとのことです。このほか、追加で40機のオプション契約も締結しています。運航開始は現在のところ2029年を予定しています。

 なお、ブームスーパーソニックはJAL(日本航空)も出資。優先発注権を有しています。