国境警備や漁業監視に最適 「セスナ」のジェット海洋哨戒機が誕生 米テキストロン
見た目はビジネスジェットそのまんま。
ジェット機なので約900km/hでの高速飛行が可能
アメリカの航空機メーカー、テキストロン・アヴィエーションは2022年7月20日、ビジネスジェット機セスナ「サイテーション・ロンジチュード」の海洋哨戒機バージョンを発表しました。
「サイテーション・ロンジチュード」は全長22.3m、翼幅21.0m、全高5.9mあり、搭載するハネウェル社製のHTF7700Lターボファンエンジン2により最大巡航速度895km/h、乗客4人搭乗時の最大航続距離は6482kmという性能を誇ります。
テキストロン・アヴィエーションが製造するセスナ「サイテーション・ロンジチュード」(画像:テキストロン・アヴィエーション)。
海洋哨戒機バージョンは、機体下部に水上監視レーダーや昇降式の光学および熱線映像(EO/IR)の複合センサーを備え、さらにオプションで、ナイトビジョンゴーグル(NVG)対応の照明を装備することもできるとのこと。
これらを搭載したうえで、滞空時間は最大8時間、最大航続距離は3500海里(約6482km)という性能を確保しているそうです。
テキストロン・アヴィエーションでは、同機は水上だけでなく陸上も含む高所からの哨戒・監視ミッションを行うことができるとしており、捜索救難活動や国境警備、漁業監視などに最適だとしています。