軽油に代わる「リニューアブル燃料」路線バス初の100%使用 車両そのままGHG9割減! 西武バス
所沢で走ります!
西武バスが日本初「リニューアブル燃料100%」
西武バスと伊藤忠エネクスは2022年7月6日(水)、「リニューアブルディーゼル」を使用した路線バスを14日(木)より、西武バス所沢営業所にて運行すると発表しました。
西武バス(画像:写真AC)。
リニューアブルディーゼルとは、廃食油や動物油などを原料に製造し、既存の車両や給油施設をそのまま使える代替燃料の一つ。航空用は航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)と呼ばれています。ライフサイクルアセスメントベースでのGHG(温室効果ガス)排出量で石油由来の軽油と比べ約90%の削減を実現するそうです。
今回はこのリニューアブルディーゼルを100%使用。旅客自動車の業界では国内初の取り組みだといいます。
製造元であるフィンランドのNeste社は、再生可能資源由来の燃料製造で世界最大級。伊藤忠エネクスが2020年より同社のリニューアブル燃料を国内供給しており、このたび取り組みを強化しているといいます。
西武バスはこれまで、ユーグレナのバイオディーゼル燃料「サステオ」や、水素をしようする燃料電池バス「SORA」の導入など、GHG削減を積極的に推進しています。同社は「安全安心を第一に、引き続き環境や社会情勢が抱える課題を解決するため、サステナビリティアクションを推進してまいります」としています。