政府が検討している「節電ポイント」とは? 今日から家庭でできる節電方法も解説
2022年6月、気象庁は関東甲信地方をはじめとする各地の梅雨明けを発表しました。2021年より19日、平年より22日も早い梅雨明けとのこと。暑くて長い夏の到来とともに、冷房機器などの利用による電力不足が懸念されています。経済産業省は東京電力管内を対象に6月27日「電力需給逼迫注意報」を発令しました。節電が呼びかけられるとともに「節電ポイント」の検討も進められていますが、具体的には何をすれば良いのでしょうか。
政府が検討を進めている「節電ポイント」とは?
東京電力では「夏の節電チャレンジ2022」と題し、1kwh節電するごとに5節電ポイントを付与する取り組みを実施中です。このポイントは電子マネーに交換が可能です。
こうした各社の節電プログラムに対し、政府が「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合で、2,000円相当のポイント付与と、さらなる節電をした家庭や事業者に対する上乗せ支援を検討していることを明らかにしました。
今日からできる! 家庭でできる節電対策
節電をするとポイントが貰えることが分かりましたが、具体的に何をすれば節電になるのでしょうか。
こまめにスイッチを切る
テレビやパソコンといった電子機器や照明、そしてこれからの季節はエアコンなど、私たちはさまざまなシーンで電気を使用しています。つい付けっぱなしにしてしまいがちですが、使用する電気を最小限にするため、使っていないときはこまめに電源を切りましょう。長期不在の際はコンセントからプラグを抜き、待機電力を減らします。
エアコンの使用方法に一工夫
「エアコンは定期的にフィルター掃除を行う」「室外機の周囲に物を置かない」「カーテンなどで日差しをカットする」といった日々の配慮により、冷房効率が下がるのを防ぐことができます。また、扇風機を併用してエアコンによる冷気を循環させる、エアコンの設定温度を下げる前に風量を調節するといった工夫により、少ない電気代で室内を涼しく保てます。
冷蔵庫の使用方法でも節電できる!
冷蔵庫は開閉時に冷気が逃げ、電力を消費します。開閉時間はできるだけ短くすること、冷気が滞らないよう、庫内に食品を詰め込み過ぎないこと、庫内温度の上昇を防ぐために熱いものは冷ましてから入れることを心がけましょう。
厳しい夏が始まったばかりですが、電力不足を乗り切るため、できることから始めましょう。