●デイジーチェーン接続対応のCPU簡易水冷

○B560を搭載する安価なmicroATXマザー

BIOSTARの「B560MHP」は、Intel B560チップセットを搭載するmicroATXマザーボードだ。旧世代CPU向けの製品となるが、HDMIに加えVGA端子まで備え、古いシステムのリプレース用途にも良いだろう。ネットワークは、Intel GbEを搭載。M.2は1スロット用意されている。価格は8,000円前後だ。

BIOSTARの「B560MHP」。5フェーズVRMを搭載するシンプルなマザーボードだ

背面インタフェースもシンプルだ。HDMI、VGA、GbE、USB3.2(Gen1)などを搭載

○WDからエントリー向けのSATA接続SSD

Western Digitalの「WD Blue SA510」は、SATA接続のエントリー向けSSD。データ転送速度は最大560MB/sとなるが、コスパを重視する場合などに適しているだろう。形状は2.5インチとM.2をそれぞれラインナップ。容量は3種類が用意され、価格は250GBが6,500円前後、500GBが8,500円前後、1TBが13,000円前後となる。

Western Digitalの「WD Blue SA510」2.5インチモデル。接続はSATAのモデルだ

こちらはM.2モデル。容量は2.5インチモデルと同じで、価格も変わらない

○デイジーチェーン接続対応の簡易水冷

Deepcoolの「LS」シリーズは、ARGBファンを搭載したオールインワン水冷CPUクーラーだ。水冷ブロックは、独特な"インフィニティミラー"デザインを採用。「FC120」ファンは静圧と静音性に優れるほか、デイジーチェーン接続に対応し、取り回しが容易だ。LS320/520/720の3サイズがあり、価格は12,500円前後〜21,000円前後。

Deepcoolの「LS720」。これはトリプルファンの最上位モデルとなる

FC120は流体軸受ベアリングを採用。静圧を高めながらノイズを抑えた

○オールホワイトという貴重なSFX電源

Lian Liの「SP750 Gold White」は、80 PLUS Gold電源のホワイトモデル。付属のケーブルなどもホワイトで統一されており、白いケースで使うのに最適だろう。小型のSFX電源ながら、出力は750Wに対応し、高性能なシステムを構築できる。ケーブルはフルモジュラー仕様で、取り回しが容易だ。価格は18,000円前後。

Lian Liの「SP750 Gold White」。ファンやコネクタまでしっかり白い

ロゴが入ったアルミ板を装着。同社製ケースと組み合わせるのに特に良さそう

○エアフローに優れるmicroATXケース

Sharkoonの「MS-Z1000」は、フロントパネルが印象的なmicroATXケース。フロントにはZ字型の開口部があり、エアフローに優れる。ファンは、トップ×2、ボトム、リアの計4個を標準搭載。コンパクトながら、最長36cmのグラフィックスカードが格納可能と、拡張性も高い。カラーはブラックとホワイトの2色で、ツクモでの価格は11,990円。

Sharkoonの「MS-Z1000」。製品名は、フロントのZ字型の開口部に由来する

グラフィックスカードを見せたい場合には、強化ガラスを下側に配置できる

●ハイエンドNUCにCore i7モデル

○2スロットVGAが搭載可能な小型ベアボーン

ASRockから、新型ベアボーン「DeskMeet」が登場、Intel向けの「B660」とAMD向けの「X300」の2モデルが発売された。この製品は、わずか8リットルというコンパクトさながら、2スロット厚のグラフィックスカードに対応(長さ20cmまで)。高性能マシンの構築が可能だ。価格は、B660が38,000円前後、X300が30,500円前後。

ASRockの「DeskMeet B660」。Intel B660チップセットを搭載するベアボーンだ

外観は両モデルともほぼ同じ。映像出力はDisplayPort、HDMI、VGAを搭載する

同社のベアボーンといえば手のひらサイズの「DeskMini」が人気だが、サイズはもっと大きくて良いから、グラフィックスカードも使いたい、という場合にはDeskMeetがオススメだろう。電源は、80 PLUS Bronzeの500Wを搭載。CPUクーラーは高さ54mmまで。ストレージは、B660が最大5台、X300が最大3台搭載可能だ。

○NUC 12 ExtremeにCore i7モデルが追加

Intelのハイエンド向けベアボーン「NUC 12 Extreme Kit」に、Core i7モデル「NUC12DCMi7」が追加。すでにCore i9モデルが発売されていたが、Core i7モデルはそれより3万円ほど安く、やや買いやすくなった。同様に拡張性が高く、最長30cmのグラフィックスカードが搭載可能だ。価格は188,000円前後。

Intelの「NUC 12 Extreme」。コンパクトながらハイエンドPCの構築が可能だ

○GALAKUROから高耐久なTKLキーボード

GALAKUROの「GG-K/92-01Wired-RED」は、Cherry MXの赤軸を採用したテンキーレスのゲーミングキーボード。バックライトがない落ち着いたデザインのため、ビジネス用途にも適しているだろう。耐摩耗性に優れるPBTキーキャップ、2段階のチルトスタンド、誤入力を防ぐWindowsキーロック機能などを搭載する。価格は11,000円前後。

GALAKUROの「GG-K/92-01Wired-RED」。オフィスでも違和感の無いデザインだ

USBケーブルは着脱式。コンパクトに持ち運べて、故障リスクも低減できる