純烈・小田井涼平、周囲に卒業伝えず『純烈ジャー』撮影 次回作は殉職設定?
ムード歌謡コーラスグループ・純烈(後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平、酒井一圭)が28日、大田区東蒲田の大正湯で行われた映画『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』(9月1日全国公開)の銭湯ペンキ絵完成イベントに出席。年内でグループを卒業する小田井は、最後の『純烈ジャー』に自信を見せた。
本作は、スーパー銭湯アイドルとして活躍する純烈のメンバーが、スーパーヒーロー“純烈ジャー”となって温泉の平和を乱す悪と戦う特撮アクション第2弾。ストーリーは純レッドの白川がメインとなり、巨大ロボ“銭湯巨神・純烈王”の登場など前作を上回るスケールの物語となる。
今年はプロサッカーチーム、川崎フロンターレのクラブ創立26(フロ)周年ということもあって、川崎市や大田区周辺の銭湯68か所が参加するスタンプラリーを実施。さらにフロンターレ26周年を盛り上げる「026(オフロ)サポーター」に就任した純烈が主演する本作の公開を記念して、川崎市の千年温泉と、大田区の大正湯で、日本に3人しかいない銭湯ペンキ絵師の一人・田中みずきが本作の世界観をペンキ絵で表現することとなった。
完成した絵と対面した白川は、「今にも飛び出してきそうな絵ですし、僕の家からも近いので、湯船からゆっくり見たいなと思いましたね」と語ると、小田井も「個人的には、純烈ジャーのマスクの造形、スーツのデザインを絵で描くのは大変だと思うんです。絵師の方をリスペクトします」と感慨深げな様子を見せる。
第2弾でストーリーの中心人物を任された白川は、「前回の後上さんに続き、今回は僕が主役をやらせていただくことになって。45歳で何百点に迫るようなアクションシーンが入っていたり、後はミュージカルシーンですよね。純烈ジャーの新しい楽曲が使われていますので、最後まで飽きずに楽しめると思います」と自信をのぞかせた。
酒井も「やはり相手が巨大化するとなると、こちらとしてもいよいよ巨大ロボを、いうことになりましたが、とんでもないところからロボが出てくるので。それが純烈らしいなと。(監督の佛田洋は)日本を代表する特撮監督にもかかわらずバカバカしいことをやっていますが、歌謡曲を愛し、昭和の東映の特撮を愛している方なので。キャストの配役にも注目していただきたい」とアピール。前回のラスボス・小林幸子に続くゲストキャストについても、「現時点で言えることは少ないですが、また歌謡曲界の大先輩にご登場いただき、巨大化していただく手はずになっておりますので。そこも注目していただきたいです」と明かした。
今年いっぱいでグループを卒業する小田井にとっては、本作が最後の『純烈ジャー』となる。「実は撮影していた段階では、周囲に(卒業を)発表していない状態だったんですけど、僕だけがそのつもりでやっていて。メンバーも知らなかった」と語ると、酒井が「言ってくれれば『なんじゃこりゃ』と言わせて殉職させたのに」と刑事ドラマ「太陽にほえろ」の名セリフを交えてコメント。
それを受けた小田井が「パート2の見どころはあまり言えないんですが、もしパート3があるとしたら、『小田井は死んだ』というテロップから始まると思います」と次回作の構想を明かす。すると、メンバーからも「(小田井の妻)LiLiCoさんが墓に手を合わせるところからね」という意見が飛び出し、第3弾への想像を膨らませていた。
新メンバーについては「まだ多くは語ることはできない」という酒井だが、「人数は4人になります」と明言。その言葉に白川たちも「はじめて聞きました」と驚いた様子を見せる。後上は「今日は4と言っても、明日になってやっぱ5だなとか言う人なので。発表されて、人前に出た時が正式決定だと思っています」と強調しつつ、酒井は「年内には『来年のいついつに(新メンバーを)発表します』というお知らせをしたいと思っています」とコメント。今年は小田井をしっかりと送り出すことに注力したいと明かした。(取材・文:壬生智裕)