映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日公開)の公開記念舞台挨拶が25日に都内で行われ、山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、渡邊圭祐、水石亜飛夢、栗山千明、内野聖陽、曽利文彦監督が登場した。

山田涼介

同作は2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載された人気漫画の実写化作。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田涼介)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の物語を描く。

この日はトークコーナーで山田がMCを務めることとなり、「最後だから言える、直して欲しいところ」というテーマをキャスト陣に振ることに。ディーンは「いやでもね、ないよ」と言いつつ、「山ちゃんが現場ですごいストイックで役作りの一環としてトレーニングしてるの見てるからさ、僧帽筋、膨らみすぎなんじゃない? って。肉体の迫力も見どころだと思うんですけど、どう思います?」と客席に語りかけ、拍手が起きる。さらにディーンが「このまま山ちゃんは僧帽筋を育て続けるべきでしょうか?」と尋ねると、拍手はほぼなくなり、「大多数の皆さん、僕と同じ気持ちで嬉しい。なので、もうそろそろトレーニングはいいんじゃないか?」と提案していた。

さらに、本田は「なんでもこなせるところがイヤ」、本郷が「謙虚さも素晴らしい。スターだけじゃなく、お笑いのベースもある」と言っていく中、蓮佛は「カメラのセンス。今回の撮影中に山田くんがスチールカメラマンさんに教わってた時があって、撮ってもらったんですよね。私もすごく景色が綺麗なロケ地でいい写真とってくれたなと楽しみにしてたら、私の肩が二倍くらいに肥大してる写真が上がってきた」とクレームを入れる。アングルでそうなってしまったそうで、山田は「カメラの使い方が本当にわからなくて、現代的ではない部分がある、ごめんなさい。女優さんの肩2倍にさせて」と謝罪していた。

ここで実はこの質問が2問目だったことがわかり、焦った山田は渡された台本を確認。「これ(2ページ目)で置いてあったから!」と弁解すると、渡辺から「言い訳するとこ、直した方がいいよ」と茶々が飛ぶ。山田は「なんで2ページ目から置いてあったんだ……」と釈然としない様子だった。

またこの日は、エドとアルの母親を演じた仲間由紀恵から映像でサプライズメッセージも。「本当に辛く長い大変な旅を終え、体をやっと取り戻すことができましたね。安心しました」という愛情こもったメッセージに、山田は「現場ではご一緒にはならなかったんですけど、ご挨拶だけさせていただいて。お母さん、綺麗ですね」と喜んでいた。