断トツの首位デビュー! - 映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』より
 - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

写真拡大

 先週末(6月10日〜6月12日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『ジュラシック』シリーズ6作目にして完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が興行収入1億4,507万5,625ドル(約189億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル130円計算)

 シリーズの締めくくりということで、『ジュラシック・ワールド』シリーズの主人公オーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードに加え、『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したアラン・グラント博士役のサム・ニール、エリー・サトラー博士役のローラ・ダーン、イアン・マルコム博士役のジェフ・ゴールドブラムが再集結した本作。批評家からの評判は悪いものの、実際に映画を観た観客による「シネマスコア」はA-と好評だ。

 オープニング興収は前々作『ジュラシック・ワールド』(2億880万6,270ドル・271億円)及び前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(1億4,802万4,610ドル・192億円)には及ばなかったが、素晴らしい成績といえる。最近のハリウッド映画では珍しく中国でも公開されており、その効果もあって世界興収は早くも3億9,248万9,625ドル(約510億円)に到達。観客は恐竜たちをできる限り大迫力の劇場で観ようとしたようで、世界興収の約25%がIMAXや3Dなどプレミアムフォーマットでの上映分となっている。

 2週連続で1位だったトム・クルーズ主演作『トップガン マーヴェリック』は、興収5,185万5,344ドル(約67億円)でワンランクダウンの2位。前週比42.4%ダウンに抑えるなど依然として好調で、同作もIMAXでの鑑賞率が高いだけに、先週末は全米のIMAXのほとんどを『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に抑えられたことを考えると驚異的なキープ率だ。累計興収は3億9,519万9,280ドル(約514億円)、世界興収は7億4,889万9,280ドル(約974億円)に達している。(編集部・市川遥)

6月10日〜6月12日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
2(1)『トップガン マーヴェリック』
3(2)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
4(4)『バッドガイズ』
5(3)『ザ・ボブズ・バーガーズ・ムービー(原題) / The Bob's Burgers Movie』
6(5)『ダウントン・アビー:ア・ニュー・エラ(原題) / Downton Abbey: A New Era』
7(6)『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(原題) / Everything Everywhere All at Once』
8(21)『炎の少女チャーリー』
9(8)『ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ』
10(初)『Ante Sundharaniki(原題)』