広げて見て…欲しいの。「#グラドル自画撮り部」部長 倉持由香が語るSNS時代のアイドルPR戦略 - 倉持由香

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※この記事は2016年12月29日にBLOGOSで公開されたものです


「#グラドル自画撮り部」というハッシュタグをご存知だろうか。グラビアアイドル達が事務所の壁を超え、自画撮り画像をTwitterに投稿するというもので、現在500人を超える”部員”が日々惜しげもなく水着ショットを披露している。

この「自画撮り部」を立ち上げ、部長を務めるのがグラドルの倉持由香さん。100センチのダイナマイトヒップを武器に「尻職人」としても活躍中だ。自画撮り部拡大の裏には、彼女が生み出したソーシャルメディア戦略とマーケティングプランが隠されていた。【聞き手:田野幸伸(BLOGOS編集部)】

-「グラドル自画撮り部」を始めたきっかけは。

倉持:私は週刊少年マガジンの「ミスマガジン」に憧れて13歳の時に芸能界に入りました。雑誌の表紙になりたくて。でも、グラビアの仕事は一切してこなかったんですね。二十歳の時にこれじゃいかんと、グラドルがたくさんいる今の事務所に移籍しました。2011年のことです。

その当時48系グループが全盛期で、48グループ以外で雑誌の表紙を取れてる子がいる事務所にしようと考えて、自分で履歴書を送ったんです。

これで私もグラドルになれると思ったんですが、事務所に入っても仕事がなくて。

やっぱり雑誌の表紙には48グループ系の方々ばかり出るし、DVDも決まらずに、撮影会のモデルくらいしか仕事がないような状況が続いて…。こんな状況じゃダメだ、なんとか私の存在をみんなに知ってもらいたいと思っていました。

Twitterのサイドバーをお尻で埋め尽くした


そんな中、2013年に「アイドルの穴~日テレジェニックを探せ~」っていう99人の女の子が日テレジェニックを目指して、ファンの投票を賭けてサバイバルをする番組へエントリーすることになって。

その時の日テレジェニックのHPは、候補生のTwitterがサイドバーにズラッと流れるようになっていたんですね。私はどうしたらそこでアピールできるんだろうと考えました。

「そうだ、サイドバーを私のお尻で埋め尽くそう」とひらめいて、5分に1回、お尻の写真を載せ続けたんですよ。

当時よく撮っていただいていた仲良しのカメラマンさんに「倉持は、その大きなお尻を武器にした方がいい。コンプレックスかもしれないけど、そのお尻を武器にしないと、ただの無駄尻だぞ!」とアドバイスされ、お尻を全面に出すことにしたんです。

-ちなみにヒップサイズは?

倉持:その時は、90cmぐらいでした。(現在100cm)。タイムラインに毎日お尻を載せていたら、だんだん私は「職人」なんじゃないかと思うようになり「尻職人」を自分で名乗り出して、「尻職人の朝は早い」みたいなコメントを添えて投稿を続けました。 最初は、そのカメラマンさんに撮ってもらった写真をアップしていたんですけど、毎日頼むのは申し訳ないなと思って、撮影会の楽屋とか自分の家で自画撮りをするようになったんです。

自画撮りを毎日載せるようにったら、日テレジェニック期間中に、Twitterのフォロワーが3000人から1万人ぐらいまでグンと伸びて。

色々あって、ジェニックは落ちてしまったんですけど、自画撮り部を立ち上げる直前には、フォロワーが3万人ぐらいまで増えていました。

「自称グラドル」だった私が、自画撮りを載せてからグンとお仕事が増えて、DVDがAmazonランキングで1位を獲得したりとか、週刊プレイボーイに載れたりとか、ようやく「グラドル」っていう風になれたので、自画撮りはPRするのに良い方法だと確信したんです。

まず、同じ事務所の一番仲良い吉田早希ちゃんって子に勧めたんですよ。早希ちゃんも同じぐらい芸歴が長いのに伸び悩んでいたので、「自画撮りを載せよう。一緒にやろう」って誘って。

早希ちゃんは、おっぱいが大きくて「Hカップの吉田山」って呼ばれているんです。山のようなおっぱいなんで。その時、早希ちゃんの家に居候させてもらっていたので、2人で撮り合いをしたりして。

ネットのゴールデンタイムって、夜11時から深夜2時ぐらいにかけてなんで、その時間帯にこれを載せよう。明日はこれを載せようっていう風に2人で一生懸命考えて、戦略的にやったら、早希ちゃんは1日でフォロワーが1000人、2000人って増えていって、あっという間に1万人に届くようになって。

2人で「これはいいものを見つけたかもしれない」と手応えを感じていたその当時、ちょうどお仕事で一緒だった塚本舞ちゃんっていう子と3人で飲み会があったんです。

そこで「みんなで自画撮りを載せるムーブメントをやったら楽しいんじゃないかな」って話をして、飲み終わった日の夜中に「そうだ!グラドル自画撮り部を作ろう」ってなりました。グラドル自画撮り部の誕生です。

その飲み会の中では、自画撮りを載せるSNSが出来たらいいのにねって話をしてたんですけど、実際問題、私にはプログラミングの能力が無いので無理でした。じゃあどうしよう、そうだ!Twitterのハッシュタグを使えば出来るんじゃないかと気がついたんです。

最初は身内の子達が写真を載せてくれたんですね、そしたらその載せた子の先輩後輩がさらに載せてくれたりして、1日で100人位にバーっと広がって。

3日後には、Yahoo!ニューストップになっていたので、すごいことが起きてしまったなあと。

グラビア写真の投稿は「ティッシュ配り」と同じ


-グラドルが自分の商品である水着ショットをネットに出すわけじゃないですか。事務所から権利周りで注意されたりしませんでしたか。

倉持:されましたよ(笑)。私が最初にお尻を載せ始めた時に、当時のマネージャーさんから、「自分の売りになるような商品を安売りしてどうするんだ。やめてくれ」みたいなことを言われたんですけど、それはちょっと無視して。

「ちょっと待って下さい。私の考えがあるんで、やらせてください」ってやり続けて、ついにDVDがAmazon1位になったので「ほら見たことか!」って(笑)。

私の考えとしては、48系グループの方とかがすごく人気があるので、グラビア界に興味のあるパイがすごく小さいんですね。その小さいパイを、多くのグラドルで取り合っても何も残らないので、まずはそのパイを大きくしましょうと。

だから、私は自分のグラビアをティッシュ配りのように、サンプルをバラ撒こうと思っていたんですね。そこから自分の商品に興味を持ってもらえたらいいなと。

自画撮りのいいところって、スマホでちょっと顔が隠れていたりとか、画質が一眼レフのカメラに比べれば荒かったりとか。そこがプライベートっぽさの良さでありつつ、既存のグラビアコンテンツであるDVDや写真集と権利が食い合わないんですよ。別に自画撮りを載せたからといって、写真集の売り上げが下がったりはしないと思ったんで。

グラビア界全体を盛り上げなくては


-パイを増やしたいということですが、ライバルもまた増えるとは考えませんでしたか。

倉持:自分が尻職人として、週刊プレイボーイとか決まって、おお!と思った時に考えたんですけど、グラビアアイドルが全盛の時に、篠崎愛ちゃんとか佐山彩香ちゃんとか壇蜜さんとか吉木りささんがポンポンって出たんですけど、その方だけのブームで終わってしまって。

その方の人気はあるけど、グラビア界全体が盛り上がっていないから、すぐに収縮してしまうというか。グラビア界全体の畑を耕さないと、自分という作物は枯れてしまうので。まずは土が枯れているから、耕して栄養を与えようと思いましたね。

-まずは土壌だと。

倉持:もしかしたら、最終的にライバルは増えるのかもしれないんですけど、それよりもグラビア界というシーンが盛り上がった方が、自分のためになると。自分だけではなく、自分のためにも周りを盛り上げなくてはという考えでやろうと思いました。

-そのグラビアへの熱い思いはどこからくるのでしょうか。

子供の頃から異常に女体に興味があったんですね。セーラームーンとかキューティーハニーの世代だったんですけど、変身シーンで一時停止して、ずーっとガン見するみたいな。

恋愛対象が女性ってわけではないんですけど、女体がとにかく好きで。だから、私自身が可愛くてスタイルがいいからグラビアアイドルをやろうと思っているわけではなくて。

私は外見で他の人には勝てないけれども、グラビアへの熱意と、自分の頭の中の理想のグラビアを表現をするのに、自分がやるのが一番手っ取り早いからやっているだけで。そんなに自分に自信があるわけではないんです。

-セルフプロデュースの一貫で、SNSを使ったメディア戦略を飲んでる時にひらめいたと。ここまで見事にハマったという感じですか。

倉持:ハマりましたね。よかったなと思います。誰も損しない状況を作りたかったんですよね。女の子はPRになるし、ファンの方はタダでたくさんの女の子の画像が見れて嬉しいし、推し増しもしやすいし、メディアの方はキャスティングがしやすい。

-まさにそうですね。

倉持:すばらしいと思って。Win-Win-Winの関係だったら、これはみんな幸せだなと思って。メーカーさんも、その子が売れたら商品も売れるし、悪いことがない。

BLOGOS×グラドル自画撮り部


-BLOGOSでは倉持さんの連載開始&自画撮り部のアカウントを作って、部員の画像をドンドン紹介していこうと思っていますが、うちみたいな政治経済中心のサイトが急にオファーしてきて率直にどう思われましたか?

☆グラドル自画撮り部の画像を編集部がピックアップして記事化
サンタだ!ビキニだ!メリークリスマス!! 今週の #グラドル自画撮り部 (12月18日~24日)
・今日の #グラドル自画撮り部(12月28日・29日)

倉持:すごいびっくりしましたね!私の中でBLOGOSって意識の高いビジネスマンが毎日チェックするサイトっていうイメージだったので。「えっ、なんで!?」という驚きと、「BLOGOSさんで取材を受けるよ、連載が決まったよ」ってチラっと周りに話したら、ビジネスマンの友達から「えっ!?すごいね!」「売れたね!」って褒めてもらえたので。

-「情報発信をする人を応援する」というのが、BLOGOSのコンセプトなんです。サイトを始めて7年になるんですが、情報発信の形がブログだけじゃなくなってきていて、InstagramやTwitterで発信する人も応援していきたいと思っていたところに、グラドル自画撮り部の存在を知りまして。

これは応援しなくちゃいけないだろうと。むしろ自撮り部とのコラボにOKをいただいて非常によかったなと思っているところです。

倉持:仕事のブレイクタイムにグラビアを。会社で開いていても、BLOGOSだったら大丈夫(笑)。

モデル界から黒船襲来




倉持:2016年は、個人的にもそうですし、グラビア業界がすごい盛り上がった年でしたね。週刊プレイボーイさんの50周年がありまして、50周年記念で50人のグラビアアイドル達を使って、表紙に17人のグラドルがドーン!って企画をやらせていただいたりして。

私たちグラドル自画撮り部でも、グラビアページをやらせていただいたりして。コンビニにも、純粋なグラビアアイドルが表紙の雑誌が並ぶことが増えたなと思って、嬉しい限りです。

-ズバリ、来年の野望は。

倉持:野望としては、個人としても表紙を飾りたい気持ちがあるんですけど、それよりも全体が盛り上がったらいいなという気持ちが強いですね。今年ってモグラ女子がすごい勢いで台頭してきたんですね。

-なんですか、モグラ女子って?

倉持:「モデルグラビア女子」っていうんですけど。石川恋さんとか久松郁実さんとか朝比奈彩さんとか筧美和子さんとか、武田玲奈ちゃんとか。女性誌のモデルもやりつつ、グラビアにも進出してこられると、もう勝てないんですよ。

まず圧倒的に顔が可愛い、スタイルがいい、そしてみんなおっぱいが大きかったりする。正直グラドルに勝てる要素がないんです…。

48系グループアイドルさんのグラビアに勝ててたところって、露出度だったりとか、スタイルの良さだったりとか、胸の大きさだったりとか、手ブラまでいけますとか。そういうところで、勝ててた部分がグラビアアイドルにはあったんですけど、モグラ女子の方って、結構露出したりするんですよ。

馬場ふみかさんも手ブラされたりとか。モデルの方って露出が多くても格好良いから、様になるんですね。女性ウケもするし。だから、露出に抵抗が無い方が多くて。そうすると、本当に勝てないなとなってしまって。黒船が乗り込んで来たな、どうしたらいいんだろうって大ピンチなんですよ。

-リア・ディゾン以来の。

倉持:そう、国内からの(笑)。そのうえモデルの子たちって、スクールカーストの上位にいた子たちなんで、とても性格が良かったりするんですよ。現場で会っても「わ~、もっちーちゃん、よろしくね~」って。ざっくばらんで、可愛くて気取らなくて、「もう勝てない!」って。

私はスクールカーストの底辺にいたので。「どうしよう、どうしよう、勝てないぞ」ってなっていて…。今年はグラビア界を盛り上げたい気持ちはあるんですけれども、個人としては、その黒船達に立ち向かえる自信がないし、同じ土俵で勝負しても自分が疲弊するだけなんて、バラエティとかの方向に行って、逆輸入的にそこで売れてグラビアに戻ってこようという気持ちでいますね。

-TVでよく見るあの子、実はこんなワガママボディだったんだみたいな。

倉持:そうです!2017年はMCやバラエティで頑張ります!

-今年、何枚ぐらい自撮りしたか覚えてますか。

倉持:覚えてないですね(笑)毎日はアップしているんで。

-時間までお知らせしてますもんね。

倉持:そうですね、尻時計として。でも実は、「#尻時計」みたいにハッシュタグを付ける理由って、自撮り写真をアップしてもいいんだっていう免罪符が欲しいからなんです。

グラドルだけど、「こいつはただの見せたがりなんじゃないか」とか、「なんでこいつはこんなに見せてるんだろう」って思われるのがちょっと怖い部分があって「#尻時計」も、時間をお知らせしたいだけですよっていう理由付けで始めたんです。

記念日をこじつけて投稿する「いいおっぱいの日(11月8日)」「いいニーハイの日(11月28日)」とか、「いいお尻の日(11月末日)」が良かったんですけど、そういうハッシュタグを付けると写真を載せる理由が作れるから、みんなやりやすいんですよね。

だから、自画撮り部もその理由作りにしたかったんです。何も無い状態でいきなり水着の写真を載せ始めたら「こいつなんだ?」って思われないとも限らないので。

倉持由香の2016「ベスト自撮り」

-今年のベスト自撮りを選ぶとすると?


倉持:この写真は縞パンがすごく好きで。縞パンの良さって、お尻の立体感で縞がちょっとズレたりするんですよ。そうすると、二次元の写真なのに、縞がズレることで奥行きを感じるんですね。「あっ、ここには2つの丘があるんだな」って。

-立体感を表現できると。

倉持:縞パンは素晴らしい。


次は前作のDVDで着たやつですね。ハイレグなレオタードなのでむっちりとした太ももと、普通は隠れている水着のきわどい部分が見えてしまうんですよ。ここの二等辺三角形の部分が。


-深い(笑)

倉持:ここの二等辺三角形って、すごくステキだと思うんですよ。面積求めたくなるじゃないですか。

-そうですね。こんな計算ばかりなら僕も算数を嫌いにならずに済んだかもしれません。


倉持:あとは黒タイツ。画像を拡大すると、黒パンストの黒の奥に白いパンツが見えるなとか。二本指でこうやって広げないといけないんですけど、この拡大がすごく大事で。

Twitterで私がモットーにしているのは、情報量の多い写真を載せることなんですね。

よく女の子が顔とピースの写真を載せるんですけど、それって別に拡大しなくても完結しているんですよ。サムネイルで良くて。

ただこういう写真って、拡大したら「おお!これピンクか、白か!よく見ると後ろにメイクさんも映ってるな」とか。

-倉持さんって中身おっさんですか。男の喜びを熟知している。

倉持:そうなんですよ、中身が男で(笑)。で、背景をよく見ると、家で撮ってたら「この子、本棚にAKIRAあるな」とか。

-そこまで見るんですか!?

倉持:そこなんですよ!「俺もAKIRA好きだから、リプ送ってみようかな」とか。

-なるほど、拡大して見なきゃ自撮りの本当の良さは分からないんですね。

倉持:一枚の写真にどれだけ多くの時間を使ってもらえるか。Twitterって、サッと見るから、一つのツイートを読むのに普通は1秒かからないぐらいなんですけど、手を止めさせて写真を拡大させたら勝ちなんですよ。単純接触の原理というか、触れている時間が多ければ多いほど、その子に興味が湧くし、好きになると思うんですよ。

だから、尻職人としてアップを始めた3~4年前から、とにかく意識しているのは、情報量の多い写真ですね。

-完全にネットメディアの中の人と話している感じになってきました。滞在時間を伸ばすためにどうしたらいいか。

倉持:情報量の多い写真を載せればいい。

-勉強になるなー。

倉持:それは言い続けてますね。

-今年のお気に入りはこの3枚でいいですか。

倉持:あとは、フロントジッパー競泳水着ですね。

-キューティーハニー系。


倉持:胸元がジッパーになっていて、開いたり閉めたり出来るんですよ。なので、この写真と一緒に、私はVineに6秒間で、ファスナーを上げ下げする動画をアップしたら、すごく話題になりました。写真と動画のコラボレーションです。


とにかくドンドン考えて、良質な新鮮なお尻とコンテンツを発信し続けなければ飽きられてしまうので。

-月イチ編集会議に呼びたいです。

倉持:ホントですか!?呼んでください(笑)

-我々も動画をどう使うかっていうことを日々考えていますので。

倉持:就職させてくれますかね?

-ネットメディアなら引く手あまただと思いますよ。

倉持:ホントですか~!いずれ、3年後ぐらいに(笑)

グラドル自画撮り部2016ベストショット

-次は部長として、今年のグラドル自画撮り部オススメショットを選んでください。

日比谷亜美クン

倉持:まずは日比谷亜美ちゃんです。この子はテーブルの上に、ニットのおっぱいをドーンとのせて、エロいメガネとまとめ髪という。バランスがいい。

このセーター、業界用語で、「縦セタ」って言います。縦に線があるセーターのことなんですけれども、さっきの縞パンと同じ原理で、縦の線がたわむことで、膨らみが表現されるんですよ。

-科学ですね。

倉持:グラビアは科学です(笑)。

-この写真はそれが計算されていると。

倉持:実に素晴らしい!特にBLOGOS読者の世代には、ピンと来るんじゃないですかね。秘書にしたいみたいな。

-決して露出は多くないですよね。布はちゃんとあるんだけれども、全体的にエロい感じが。

倉持:グラビアの良さって露出が全てじゃないんですよ。

-ほほう。

倉持:単純な露出とかエロさでいったら、アダルトの方には絶対に勝てないんですよ。だから大事な3点は隠しつつも、よりエロい方向に持っていくためには、逆に着ていくしかないんですよ。露出を抑えて、妄想力で勝たなきゃいけないというか。

でもそれって、日本人にはすごく合っていると思っていて。日本人の奥ゆかしさとか妄想力って、グラビアに合っているんですよね。だから、わびさびのエロスの精神を大事にしていきたいなとは思っていますね。

加納葉月クン

あといいなと思ったのは、加納葉月ちゃんですね。事務所の後輩なんですけども、この子は、顔も小柄で可愛いんですが、顔、胸、そしてお尻と、鏡を使って1枚に全部おさめている。情報量が多い!素晴らしい!

写真をさらに拡大すると、楽屋にバッグが映っていて、もしこれがファンの方からいただいたバッグだったりすると「あっ!俺が誕生日に贈ったバッグ、使ってくれてる」とかそういう風になるんですよ。だから、1枚の写真でどれだけの情報を伝えられるのかが大切なんです。

森咲智美クン

これは、森咲智美ちゃんですね。可愛い顔、そして上からのお尻というなかなか新鮮なショットなんですよ。普段は側面からのお尻を見ることが多いと思うんですけど、上からのお尻。スマホを倒すとちょっと楽しくないですか。ひざまずいているかのようにも見えて、色んな妄想をさせられるいいショットです。

-3枚ともそうですけど、大切なのはアングル。

倉持:アングルなんですよ。

-ポージングと同時に写真のセンスも問われているわけですね。

水沢柚乃クン

倉持:水沢柚乃ちゃんです。この子も後輩ですね。これは撮影会の合間に楽屋で撮ったもので、この水着は去年Twitterですごく流行った“例の水着”と呼ばれるものです。

胸元がネコの形になっていて猫耳も付けたコスプレ。そこに白ニーハイ、裏太ももからの真ん中に、また二等辺三角形が現れるんですよ。素晴らしいですね。バランスがいい。王道のポーズなんですけど、隠しすぎず、ちょっと出して。

ただ、ここで膝が離れていると下品なんですよ。ちょっとM字開脚になって。膝はくっつけて奥ゆかしさは出しつつも、見えたい部分はちゃんと見せてあげるよって。

-グラビア解説、毎月の定番企画にしましょう。

志崎ひなたクン

倉持:お任せください。続いては、こちら。志崎ひなたちゃんですね。リツイートしてくれた方全員にリプを返すというとても真面目な子ですね。部屋で撮ったのか、プライベート感溢れる一枚。お尻も見えつつおっぱいも見えて、可愛い顔がドン。

こんな子がリプライを返してくれると思ったら、疲れて帰ってきたあとに、「この子にリプを送ってみようかな」ってなりませんか?

-オススメがバンバン出てきますね。自画撮り部の部員は何人いるんですか。

倉持:500人ぐらいですかね。グラドル自画撮り部の公式Twitterがあるんですけど、そちらでフォローしているのが、503人です。

松嶋えいみクン

次は、松嶋えいみちゃん。ツルツル、テカテカのゴールドビキニ。こちら、sabra全盛の時代に、イエローキャブさんとか、ほしのあきさんとか川村ゆきえさんが、よくこの水着を着て、3人とかでコラボグラビアをして。ローションぬるぬるのテカテカ、ハイヒールで、景気のいいグラビアをしていたんですね。

-景気のいいグラビア(笑)。

倉持:松島えいみちゃんも高身長でおっぱいが大きくて。往年のイエローキャブを彷彿とさせる逸材なんですけど、グラビアアイドルがゴールドのビキニを着ると、景気が回復してきている証拠なんじゃないかと思います。その時代に合わせて、癒し系のグラビアが流行ったりするじゃないですか。2017年は、ゴールドビキニが流行るような年になったらいいなと。

宮本彩希クン

そして、こちら、宮本彩希ちゃん。ゲームが好きな子んですけども、特にスマホゲームが好きで、ガチャをよくやっているということで、iTunesカードが胸の谷間から出てきている。自分のキャラを良く生かしています。

石川あんなクン

こちらは、石川あんなちゃん。彼女も私と同じような、フロント空きの競泳水着を着ているんですけど。この衣装が、一昨年ぐらいからグラビア界でとても流行っているんですね。競泳水着という露出度が少ないモノの真ん中を開けることで、露出を高めるという意外性を演出しています。

-なるほど、素晴らしい。

鈴木咲クン

倉持:最後はうちのエース部員、鈴木咲ちゃんです。黒髪ショートで、控えめな胸。「夜中のまな板」というのをいつもアップしています。グラビアアイドルといったら、巨乳が多い中、この美形とショートカットとスレンダーボディで戦っている。

-確かに美形です。

倉持:自画撮りを載せると、あっという間にすごい数リツイートされるんです。この子はもっと売れて欲しいとずっと思っているんですけど。

-さすが部長。部員のことをしっかり抑えていらっしゃる。

倉持:まだまだ紹介したい写真があるんですけど…。

-これから毎月やっていただきますので。

倉持:やったー!自分で解説していて楽しいですね。

2本指でくぱっと広げて欲しい


-写真は拡大して楽しめというのが新たな発見でした。

倉持:広げて欲しい。2本指でくぱっと広げて欲しい。そうそう、BLOGOSさんで、オリジナルのグラビアはやらないんですか?

-最終的にはやりたいんですけど、スタッフが少ないので1日九十九里浜(千葉県のグラビア撮影の定番スポット)に行く余裕がなくて…。

倉持:九十九里行かなくても、最近の撮影はだいたいハウススタジオですよ。

-気持ちとしてはやりたいと思っています。

倉持:オリジナルのグラビア枠があれば、「#BLOGOSグラビア」みたいなハッシュタグを作って、そこでオーディションもできちゃいますから。

-これは検討せねばなりませんね。

倉持:ぜひ!

倉持由香プロフィール


1991年11月6日生まれ、千葉県出身。血液型B型・サイズT167 B84 W58 H100。
グラビア好きなグラドルがSNSに自画撮りを載せていく「#グラドル自画撮り部」部長。
2017年1月20日、最新DVD「「恋のリポート」」発売。
・Twitter @yukakuramoti
・オフィシャルブログ

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