「1億円払ってレコード大賞獲りたいですか?」ピコ太郎氏の記者会見で海外メディアから鋭い質問 - 田野幸伸
※この記事は2016年10月28日にBLOGOSで公開されたものです
2016年10月28日、東京有楽町の日本外国特派員協会で、今や世界的スターになった「PPAP」のピコ太郎氏が記者会見を開いた。会見では世界初披露となる「PPAPロングバージョン」の生パフォーマンスや、日本人では26年ぶりとなるチャートインを果たした「ビルボード全米TOP100」において、チャートインをした楽曲の中で"1曲の尺が最短"という世界記録がギネス記録に認定された認定式なども行われた。
質疑応答の中で、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者が、日本メディアがなかなか出来ない鋭い質問をしていたので、その部分を抜粋してご覧いただきたい。
「1億円払ってレコード大賞獲りたいですか?」
記者:「一億円払ってレコード大賞獲りたいですか?」
ピコ太郎:「私のバイトの時給では、1億円稼ぐのに2万年かかります、だから話が大きすぎて、見当もつきません」
「一億円払って…」とは、10月27日発売の週刊文春が報じた「三代目JSB 1億円でレコード大賞買収の『決定的証拠』」のことである。日本の大手メディアでは「タブー」となっているこの質問にピコ太郎氏は臆することもなく、ユーモアたっぷりの返答をしたが、この質問がワイドショーや朝のニュースで使われることはあるのだろうか。しばらくテレビから目が離せない。