「18歳選挙権」と「若者と政治」をめぐる大学生たちの本音 - BLOGOS編集部

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※この記事は2016年09月08日にBLOGOSで公開されたものです

公職選挙法の改正に伴う「18歳選挙権」の実現により、7月の参院選挙では、「若者と政治」というイシューが注目を集めた。こうした状況について、当事者である「若者」はどのように感じているのだろうか。原田謙介氏(YouthCreate)の司会の進行で、6人の大学生に、政治と選挙についての率直な思いを語り合ってもらった。(構成:BLOGOS編集部)

<司会>
原田謙介氏(YouthCreate)

<参加者>
田中渉悟さん(早稲田大学社会科学部)
松浦禎也さん(早稲田大学政治経済学部)
川合碧さん (早稲田大学法学部)
町田優衣さん (早稲田大学法学部)
塚田航平さん(慶應義塾大学法学部)
菅将大さん(東洋大学社会学部)


「自民じゃダメな理由が見つからない」

原田:7月の参議院選挙では「18歳選挙権」の実現に伴い、高校生が非常に注目されました。しかし、18~19歳の大学生、あるいは20歳を超えた人の中にも、「今回が初めての選挙」という人も多いでしょう。なので、今日はそうした年代の大学生の皆さんに集まってもらって、ざっくばらんに話を聞いていこうと思います。

まず選挙に行ったかどうか。行った理由、あるいは行かなかった理由を教えてください。

田中:僕は早稲田大学の大隈塾に参加しています。大隈塾は田原総一朗さんが塾頭を務めている授業で、政治家や企業の社長がリーダーシップについて講義をしてくれます。そこから派生したゼミの活動の中で、「若者と政治家」というテーマでイベントを開催したということもあり、「せっかくだから、自分も投票してみようかな」と考えて、今回投票しました。

今年で23歳なので、2年前の衆議院選挙の時にも投票権があったのですが、その時は「どこに投票したらいいのか分からない」「自分が投票したところで何か変わるのか」という思いがあり、結局投票しませんでした。せっかくの権利を使わなかったという後悔もあったので、今回投票したことによって、やはり「自分なりに考えて投票する」というプロセスが大事だということに気がつきました。

菅: 僕は今回の選挙には行きませんでした。行こうとは思ったのですが、投票所の場所がわからなくて。なので、もう少し町中に「投票所はこちら」といったポスターを貼って欲しいなと思います。投票案内状が届いたかどうかも、郵便を見ないのでわからないですね。

町田:当日、家で何もやることがなかったこともあり、選挙に行きました。実家から投票所がとても近いので、行かない理由がありませんでした。

塚田:投票に行きました。僕自身、初めての選挙だったのですが、行った理由というのは難しくて。「選挙は行くものだ」という前提が自分にあったので、特に考えずに行きました。

松浦:僕も先程の田中さんと同じで、大隈塾に所属しています。

ただ、そういう活動していながらも僕は選挙には行きませんでした。何故かというと、投票案内状を確認できなかったんです。母親に聞いたら「届いてないよ」と言われて。その後、特に確認することもなく、選挙の3日前ぐらいから北陸に行く用事があって、「期日前投票をしないといけないな」と思いつつも、結局できずに終わってしまいました。

川合:私は19歳で、今は寮に住んでいます。なので、不在者投票をしようと思って、実家の親に連絡をしました。その時は、すごいやる気があって、「投票するぞ」と意気込んでいたんですけど、他に優先すべきことも多いので、結局ギリギリになって、「誰に投票しよう」と悩んで、しっかり考えることもできないまま、一応投票したという感じです。

原田:もし差し支えなければ、投票した人は、誰に、もしくはどの政党に投票したか教えてもらえますか。

町田:私は自民党に投票しました。理由は、消去法ですね。自民じゃダメな理由がないから、「そのままでいいのかな」っていう感じで投票しました。民進党や他の政党に入れたい理由もなかったですし。

塚田:僕も自民党で、中川(雅治)さんに投票しました。同じような理由で、他に特にないし、「この中なら与党に入れとこう」みたいな考えでしたね。

川合:私も自民に投票しました。理由も2人とほとんど同じで、他に入れるところがなかったからです。今の生活に満足していないわけじゃないですし、困っていることもない。逆に生活を変えることに対しての抵抗の方が強いので、与党に入れました。

田中:僕は民進党の候補者に入れました。理由は2つあります。

自民党は外交や安全保障で成果を出している一方で、経済でアベノミクスが行き詰まっているんじゃないかと感じています。結果として、「絶対自民が勝つだろう」と思いつつも、二大政党制で、幅広い民意の受け皿として民進党にも機能して欲しいという気持ちがあったことが理由のひとつです。

もう1つは、候補者がすごく魅力的だったからです。僕の選挙区は岡山県で、候補者として民進党の黒石健太郎さんと、自民党の小野田紀美さんがいました。小野田さんは、東京の区議会から国政に挑戦するという、いわば政治家としての王道を歩んでらっしゃる方なのですが、黒石さんはベンチャー企業の社長出身なんです。経営のノウハウやIT、IoTといった新しい技術を政治に取り入れようという黒石さんの理念や志に共感したので、民進党に投票しました。

原田:行けなかったお2人も、もしも入れるとしたら、ここに入れようかなと思っていた候補や政党はありますか?

菅:多分、僕は民進党かな。選挙期間中に出ていたYoutubeの広告の中で、「世界の大学の中で日本の教育費が一番多い」みたいなメッセージを流しているのを見たんですね。その時に「確かにそうだな」と感じたんです。「自分が一番得をするところはどこか」という観点から、「大学の学費のことを考えてくれることにしよう」という理由で民進党を選んだだろうと思います。

松浦:僕は多分、自民党かなと思います。父親と選挙の話をしていて、「どんなところに入れればいいんだろう?」と聞いたところ、「政党じゃなくて、人を見たほうがいいんじゃないか」と言われたんです。だから、自民党とか民進党とかではなくて、自分が「いいな」と思った人に投票したと思うので、今回の自分の選挙区では自民党に入れたと思います。

憲法が争点だとは感じなかった

原田:今回、メディア上では「憲法が争点」といった話もされていましたが、投票先を決める時に、憲法のことを気にした人はいますか?

町田:私は自民党に投票しましたが、以前話題になった自民党の改憲の草案を読んで「さすがに、これどうなの?」と疑問を感じています。でも、最終的に国民投票することを考えて、「その部分はちょっと認められないけど、それでも自民かな」と判断しました。考慮はしましたが、憲法へのスタンスだけで投票先を判断したわけではありません。

松浦:僕は民進党のプロモーションの仕方があまり好きになれませんでした。「まずは3分の2を取らせない」という打ち出し方が好きじゃなくて。もうちょっと別のところで、対立軸を出して欲しかったなというのが正直なところです。

田中:確かに憲法が争点になっていたといった報道がされていましたが、僕は違うのかなと思います。

政治に関心がある人は、公明党が改憲に自民党ほど前向きじゃないとか民進党の中にも改憲派がいるということを情報として知っています。与野党内でも完全に一枚岩ではない中で、憲法をテーマにしたところで、ちょっと違うんだろうなと。

ただ知らない人からすれば、「民進党が3分の2取らせない」って言ったりしたら「今ちょっとヤバイのかな」と思って、憲法が争点になってしまう部分もあると思うんですよね。

原田:確かに野党側は、「3分の2を取らせない」とアピールしていましたね。ただ、どこかの地方新聞が選挙期間中に駅前で「3分の2って何の話か分かりますか?」と調査したところ、7割ぐらいの人は、「なんのことかわからない」と回答したという話もあります。なので、実は「3分の2」ということだけだと、そんなに浸透していなかった可能性もありますね。

憲法以外に、みなさんが興味を持った、大事にしたという政策はありますか。

塚田:自分のおじいちゃん、おばあちゃんと社会保障について話したことがあったので、社会保障に興味がありました。社会保障の全体像や、個別の保育や介護の問題については候補者を選ぶ際に意識しました。

町田:私は、「女性の社会進出」といったテーマを意識してマニフェストを読んだのですが、どこの政党も同じようなことを主張していたので、いまいち差が分からなくて。どの政党も、このテーマに取り組んでくれるなら、「どこに入れても一緒かな」ということで決め手にはなりませんでした。

情報収集はネット中心だが新聞にも目配り

原田:投票先を選ぶにときには、どういう方法で情報を集めましたか?

川合:私は、テレビが部屋になくて、新聞も取っていないので、インターネットしか情報の入手先がありませんでした。自分なりにネットで調べたんですけど、ボヤッとしているというか、あまり違いが分からなくて。最終的には「イイヤ」みたいな形で、自民党を選びました。

原田:ネットで候補者の情報を集めるときは、ホームページを見たりすることになると思うけど、どういう情報を重視しましたか?

田中:経歴はチェックしますね。「今までどんなことをしてきた人なのか」というのは気になるので。

川合:プロフィールと、あと「何をしたいのか」という2つはチェックしますね。

田中:年齢も気になりますね。僕は若い人に頑張って欲しいなと思うので。

原田:候補者のSNSは参考にしましたか?

菅:僕はメッチャ見ました。ホームページより、Twitterでリプをちゃんと返しているかどうかとか、その人のフォロワーがどういう層なのか、何人フォローしてるのかなどをチェックしましたね。

フォロワー数よりフォロー数の方が多い人は、失礼な言い方だけど、「政治家辞めた方がええんちゃうか」と思いますね。「逆だろ」と。フォロー4000人、フォロワー2000人の政治家アカウントみると、「どれだけフォローしたいねん」と思って悲しくなります。

塚田:僕は色々な政治家の Twitter、Facebookをフォローしていますが、その人の意外な一面が見えたり、「この候補者はマスコミが作っているイメージみたいなものを壊したいんだな」と考えていたりすることがわかりますね。

田中:蓮舫さんは「仕分けの女王」というキツいイメージがあると思うんですけど、自分の家のふじこちゃんという名前のネコの画像を上げたりしてる。

塚田:一方で、最初は面白いと思っていても、やっぱりみんな取り繕っている感じがすごくて。ネットばかり見ていても、踊らされているような気持ちになってしまうので、今回は、あまり参考にはしませんでした。TwitterのようなSNSの運用は、どの党もやっているので、それであれば色々な新聞を読んで、考えた方がいいかなとも思いました。

友達同士で政治について議論することはない?

原田:大学の部活の友達同士とか、政治系サークル所属ではない友達と選挙や政治について話したりはしましたか?

川合:私は結構話しました。みんなが集まっている寮の食堂などで、「選挙どうする?」みたいな話題になって。寮のほとんどの人が、住民票が実家にあるようで、「すごい選挙行きたいし、投票したいと思うけど、わざわざ家の親に送ってもらうのもめんどうくさい。それに、どこに投票所があるのかよくわかんないし。部活あるし、まあいいか」っていう話をしたりとか。

あと、「どうやって候補者を選んだか」といった話題で、実際、投票所に行って紙を前にして誰にしようか迷った結果、「とりあえず知ってる人」とか、「自民か民進じゃない?」みたいな話はしました。

原田:政策の話で議論したことは?

田中:去年、安保法制で議論がすごく紛糾したときには、話題になりましたけど経済問題なんかだと、それほど話題にはしないですね。

町田:普段、選挙の話とか、政治の話とかを、友達とするかって言われたら、やっぱり相手が限られるとは思いますね。日常ではあまり話題として出て来ないですね。

ただ、選挙が終わった後、「割と18~19歳の投票率高かったね」っていう話はしました。あと大学の周囲で、選挙に行ってきた証明書を見せるとご飯が安くなるところがあったので、それをみんなで食べにいくために、投票に行ってきたって報告したり。

「18歳選挙権」で若者に焦点はあたったけれど…

原田:「18歳選挙権」の実施が決まったのは昨年の6月半ばだけど、「10代で来年投票できるかもしれない」と決まった時に、どんなことを感じたかを教えてもらえますか?

町田:私はそもそも18歳に選挙権がないことの意味が分からなかった。海外の多くの国で18歳に選挙権がありますし、他の国と日本人の18歳を比較してもそれほど判断能力は変わらないはず。だから、18歳選挙権もあって当然なのにと思っていました。

松浦:僕も同じように、18歳の判断能力は20代の人と、そんなに変わらないんじゃないかと正直思います。「18歳ぐらいがちょうどいいのかな」というのは、以前から思っていたので、やっと“普通”になったかなと。

塚田:選挙権を得たことに関して、嬉しいとか感無量だっていう印象は正直なかったですね。

ただ、この1年間を通じて、「若者と政治」というイシューがすごい盛り上がってるなと思いました。例えば、政党の間でも給付型奨学金の話が話題になったり、新聞記事でも、若者・学生向けのキャンペーンがたくさん打たれているなと感じました。

原田:18歳選挙権になったことに対して、ネガティブなイメージだった人はいますか?

菅:年齢で選挙の幅を増やすより、「もっとやることあるだろ」と思うんですよね。投票率が高い国では投票が義務だったり、オーストラリアみたいに投票所でBBQやってたり。だから、「そういう工夫もやれよ」って。

今回の投票率も18歳は50%でも、19歳は30数%じゃないですか。なので、「今だけなんじゃないかな?」って僕は思うんですよね。18歳の子は「よっしゃ来た!」って思って選挙に行くけど、20歳を超えた人からすれば、「元々あったし」みたいに感じちゃうでしょうし。だから、年齢がどうこうよりも、今選挙権があるけど選挙に行かない人たちの関心を高めるためにやることがあるんじゃないかなって。

原田:この1年間の間に、高校生や若者をターゲットにした各政党のイベントが開催されたり、多くのメディアで取り上げられたけど、そういう取り組みを通じて「18~19歳含めた若者に様々な形で焦点が当たっている」という感覚はあったかな?

一同:それはありました。

原田:それはポジティブなものだった?

松浦:ポジティブには捉えていましたけど、そもそも18~19歳という年代はそれほど人口が多くない。だから、「そこの世代に焦点を当てたところで別に…」という気持ちもありました。もちろん若い世代に注目が集まることに対して、ポジティブには捉えている部分もあるんですけど、その反面「ん~」っていう微妙な気持ちもあって。

町田:絶対数としては少ないけど、今回の18歳選挙権によって若者がフォーカスされることで、「若者の意見も聞いてもらえそう」な雰囲気になったことは意味があったのかなと思いますね。

原田:今後も何か聞いてくれそうって感じはある?

一同:・・・。

原田:あれ?

町田:でもやっぱり、おじいちゃん、おばあちゃんが投じた一票に負けちゃうのかなっていう気持ちもあります。

田中:次の選挙の時に、18~19歳のムーブメントみたいなものが、どういう形になっていくのかは気になりますね。

原田:今回、18歳~19歳を含めた若者に注目が集まる中で、メディアも政治家も様々なアクションを起こしてきたと思うんだけど、その結果、この選挙を経て、みんなにとって政治は身近なものになった?

町田:「身近か」と言われると微妙ですが、興味を持つようにはなりました。いままでも「考えた方がいいよね」とは思っていましたが、実際自分に権利が与えられることによって、「考えなきゃいけないんだな」と投票などを通じて行動に移すようになりました。

塚田:僕は元々政治に関心があったので、今回の選挙を通じて、近づいてきたとか、興味をさらに持ったということは、特にありませんでした。ただ、周囲の様子やメディアなど日本全体で考えれば、政治に関心を持つ人が増えたんだろうなと思いました。

菅:個人的には、それほど変わらなかったんですけど、周りの声が若くなったということは感じました。例えば、「選挙に行こう」みたいなCMでAKBのようなアイドルが「私たちも行けるようになりました」といったメッセージを出していたりとか。

言い方は悪いですけど、いままでは、おじさんばっかりが「頼むから、俺のために選挙行ってくれ」と言っていたのが、「私たちも行こう」みたいになったことは良かったと思います。

もっと気軽に政治について議論できる環境づくりが必要

原田:皆さんは今後数年間もメディア的には「若者」と呼ばれる世代だと思います。これからも選挙は続いていく中で、若者がより政治に興味を持つために必要だと思うことを最後にお聞きしたいと思います。

塚田:今回、若者としては、きっかけをたくさんもらったなと。なので、今後は、「どうしたら自分なりにいい投票ができるか」を考えて、その判断基準や質を高めるための取り組みを新聞などのメディアや国会議員のみなさんがやってくれたら良いと思います。

松浦:現状だと小中高と授業でまったく政治の話が出てこない。それなのに、「いきなり投票しろ」と言われても、判断基準がないから「政治に興味がもてない」「投票に行かない」となってしまう。

なので、子供の頃から、少しでもいいので政治に触れられる仕組みができたら、若いうちから考えるようになって、もっと活発に議論できるようになるんじゃないでしょうか。

町田:私は、「社会がこういう風に変わっていったらいいな」といった政治の話題を、あまり硬いイメージじゃなくて、フランクに友達と話せるようになっていく必要があると思います。身近な友達との会話の中に出てくる話題であれば、ある程度調べたり、情報交換もするでしょう。そうなれば、考える機会も増えて、投票に行く可能性もあがると思います。

菅:この前、ゲームの『逆転裁判』の新シリーズが出た時に、「これと政治がコラボした方が面白いんじゃないか」って話を友達としたんですよね。

最近、汚職を働いた方を、ゲームに登場させてみたり、その人の主張を崩すためには、どういう証拠が必要か、といった要素をシナリオに組み込んだり。そういう政治の世界で起きていることをわかりやすくする仕組みは必要かなと。

田中:メディアを通して見る限り、アメリカの大統領選って、お祭りみたいな感じになってますよね。トランプの集会の映像なんかを見ていると、多くの聴衆が応援のボードを掲げた映像が中継されたりするじゃないですか。日本だとそういうのがないなって。今回を機に、「そもそも、なぜ政治が大切か」というところからスタートし、政治を自分事として捉えて、身近に議論をするムーブメントが作れたらなって思います。普段の生活で、何かしら問題意識を感じる場面はあると思うので。

知識の有無よりも、まずは興味を持つことが大事ではないでしょうか。僕なんかサッカーを全然知らないので、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティの違いなんてまったく分からない。でも、それと一緒で、僕は政治に関心あるから、自民党と民進党の違いが概ね分かるんですけど、興味のない人には全然分からないと思うんです。実際、友達から「何が違うの?」って聞かれたりするので。

川合:学校では政治の仕組みや制度は教えてくれるけど、現実の政治状況については教えてくれない。そういうことも小・中学校の頃から、授業で組み込まれていたら、もう少し考えやすいのかなと思います。

松浦:確かに衆議院や参議院の定数や任期を教えてもらっても、「で?」って感じで終っちゃうのはあるかもしれない。

原田:政治について、話しやすい雰囲気、ある程度話が出来るようになるための知識をえるきっかけを、様々な切り口で作っていく。そういう環境が、選挙権を持つ前から、もっと身近にあれば、積極的に話もできるし、政治への関心が高まって行く。そういう好循環をつくっていけるといいですね。