※この記事は2015年05月18日にBLOGOSで公開されたものです

ここ数年、既存のメディアに対抗する新たなメディアをめぐる議論が盛り上がっている。こうした状況の中、ニュースサービスで大きな影響力を持つヤフー株式会社は、専門家が個人の意見を発信する「Yahoo!!ニュース 個人」を2012年から展開している。昨年行われたオーサーカンファレンスでは、書き手への支援を強化するなどの施策を発表し、注目を集めた。「Yahoo!!ニュース 個人」のコンセプトや今後の展開についてサービスマネージャーを務めるヤフー株式会社の岡田聡氏に聞いた。(取材・執筆:永田正行【BLOGOS編集部】)

オーサーに対する支援・サポートを強化していく

「Yahooニュース 個人」サービスマネージャー岡田聡氏(写真一覧)
―「Yahoo!ニュース」は、圧倒的なPVを集めていますし、数々のマスメディアからの配信を受けています。こうした状況の中で、個人の発信する情報に注目し、「Yahoo!ニュース個人」をはじめた理由を改めて教えてください。

岡田聡氏(以下、岡田):現在、ニュースの多様化が起こっていると考えています。かつては、「ニュース」というと、新聞社あるいはテレビ局が報じたものといったイメージでした。しかし、SNSの登場などにより、個人の情報発信が手軽になったことで、例えば友人の行動といったものまでニュースになる可能性が出てきています。

そうした時代に求められるコンテンツというのは、いわゆるストレートニュースだけではないのではないか、ということを我々は日々サービスを運営する上で実感をしていました。「Yahoo!ニュース トピックス」に代表されるように弊社のユーザーの「今起こっていること」「今日起こっていたこと」に対する需要は非常に高いものがあります。ただ、一方でそれだけではユーザーのニーズに応えきれていないのではないか、という課題も感じていました。

TwitterやFacebookのようなサービスを見ればわかるように、個人の発信する情報も非常に価値を持つ時代がやってきていている中で、それを我々らしくサービスに落しこんでいくことを考えた結果、「Yahoo!ニュース 個人」のような形になったということです。元々「Yahoo!ニュース」というのはプラットフォームなので、そうした設計思想を「Yahoo!ニュース 個人」にも持ち込んだ部分が大きいと思います。

―編集部の体制は何名ぐらいですか?

岡田:弊社の場合、職種ごとに職能が違うので、編集者もいれば、エンジニアもいて、デザイナーもいて、企画もいるというチーム構成になっています。

「Yahoo!ニュース 個人」は企画3人、編集が5人、エンジニア3人、デザイナーが2人ぐらいのメンバーで構成されていて、そのうち半分以上が他のプロジェクトと兼務している状態です。

―ローンチの2012年から、この2年間で数字としてはどのような成果があったのでしょうか?

岡田:昨年のオーサーカンファレンスでも発表したのですが、当初50人程度だったオーサーの数は、現在までに480人になっていますし、1日に投稿される記事の本数は当初の倍ぐらいになっています。

今年2月はスタート以来、過去最高のページビューでした。サービス開始初期と比べると約5倍に伸ばすことができました。昨年12月のカンファレンスを境に伸びてきている手応えはありますね。

―「ヤフーと言えばプラットフォーム」というイメージがあります。しかし、「Yahoo!ニュース 個人」については、オーサー(書き手)へのインセンティブの強化や、執筆テーマの提供などをしています。こうした活動は、ヤフーの「プラットフォームに徹する」という考え方とは相反するのではないでしょうか。

岡田:なにかまったく違うことをやっているという風には思ってなくて、むしろ違いはあまりないと思ってます。「Yahoo!ニュース」は記事を配信いただいている媒体社さんに配信料をお支払いしていて、こちらからの提案やノウハウの共有なども行っていますが、これは個人の書き手であっても同じであるべきで、ご提供いただいている記事に対して対価をお支払いするのは当然だと考えています。エコシステムを生むプラットフォームだからこそできることだと思いますね。

私が昨年10月に現職に着任した際、最初に感じたことは「凄くいい場をつくったな」ということでした。しかし、一方で活躍してくれているオーサーの皆さんに対するサポートが不十分というか、まだまだやれることがあるのではないか、とも思いました。

原稿料の指標として一番わかりやすいのは、インターネットの場合 PVになるのかもしれません。しかし、自分が複数のプロジェクトを担当し、デバイスの進化を見ながらPDCAサイクルを回す中で感じたのは、回遊のルートや広告ビジネスの変化などによって1PVの価値というのはどんどん変化しているということです。そうした状況の中で「PVだけを基準に報酬をお支払いしていいのか?」という疑問は常に感じていました。

インターネットメディアであるならば、一本あたり「1万円、あるいは2万円で書いてください 」という発注形態ではなく、PVを基礎としながらも、もっと多様な原稿料の払い方があるのではないか。こうした考えに基づいて、いくつかのプランを構築してオーサーの皆さんに、提供しています。

また、編集者の役割ということでいえば、やはり場の環境を整えるためのガイドラインを決めたり、「こういうテーマが今話題になっていますが、書いてみませんか」という提案をしていくことだと思います。編集作業の原点みたいなことですが、それはやっぱり必要だろうと思います。

そういう意味では、編集者が執筆に関して関与を強めるというよりも、オーサーに対する支援、サポートを強化しているというニュアンスの方が正しいと思います。これは私が元々編集者だったことと関係しているのですが、編集者というのはサービス業的なところがあると考えているんです。

読者にも対しても、書き手に対しても編集者はサービスを提供する立場です。その上で、サービスの売り上げを含めて、トータルでみるのが編集者の仕事だと考えています。著者とやり取りをして内容を詰めていくのも、著者が活動しやすい環境を作っていくというのも「Yahoo!ニュース 個人」という場を作る上で必要で、「編集という技術」を駆使した関わり方は多様になっていると思います。

「発見と言論が日本の課題を解決する」

―例えば、福島第一原発にオーサーの方にいっていただくという企画がありましたが、こうした企画は今後も積極的に展開していくのですか?

岡田:今まで大きいものとしては二つやりました。「地震が起きた白馬村の現状を是非見てほしい」と白馬村役場から依頼を受けたものと、東京電力さんからお声掛けをいただいて福島第一原子力発電所にオーサーの方々をお連れして現状を見ていただくという企画です。

何故この二つを大きく扱ったかというと、「Yahoo!ニュース 個人」のコンセプトが「発見と言論が日本の課題を解決する」というものだからです。現代の日本は課題大国です。ですので、日本の大きな課題の発見や解決につながるテーマであれば、オーサーの皆さんにお声掛けして、一緒に取材していただき、原稿を書いていただくということをきちんとやっていきたいと考えています。何でもかんでも発注するというよりも、コンセプトにしたがってお願いをするケースが多いです。

最近ですと、4月に行われた統一地方選なども、オーサーの方に記事の執筆をお願いしました。

―これは私たち自身の課題でもあるのですが、一般的にネットメディアは校閲・校正機能が弱いとされています。その点については、どのようにお考えですか?

岡田:オーサーの皆さんにヒアリングさせていただくと、「校正・校閲の部分をサポートしてほしい」といった意見をいただくことは多いです。24時間、常に「Yahoo!ニュース 個人」の運営スタッフがオフィスにいるわけではないのですが、私たちはご寄稿いただいたすべての原稿に目を通していますので、原稿内容はチェックしていますし、問題や疑問点、誤字・脱字などがあれば即座にご連絡をします。また、弊社のカスタマーサービス部門に協力してもらい、24時間のチェック活動を行っています。もちろん、発見が遅れることもあるのですが、大きな影響が発生する間違えが起こらないような体制にはしています。

「Yahoo!ニュース 個人」では、ユーザーに公開する際のトリガーはオーサーにお渡ししています。その中で、どこで一定のクオリティを担保するかというと、各界の専門家の方やジャーナリストのみなさんに「Yahoo!ニュース 個人」の機能を提供して、高い専門性や取材活動を通じた知見をご提供いただく、また約款や執筆に関して制定したガイドラインというところで担保していこうと思っています。

「Yahoo!ニュース 個人」が指す専門家というのは、アカデミックな方が多い傾向があります。大学教授や研究者など、報道媒体がコメントを取りに行ったり、テレビで専門家としてコメントをされているような方々にオーサーとしてご参加いただいているので、その部分で一義的にはクオリティを担保している部分があります。また、オーサーから原稿執筆に関して事前にご相談いただく場合もありますので、その際はこちらも原稿を拝見して、質問したりアドバイスしたりすることもあります。

―それでも、例えば経済学の専門家が憲法改正について書いた場合、それが的を射たものになりうるのかという問題があるのではないでしょうか?

岡田:その問題を解決するひとつの方法がオーサーの活動の専門性とガイドラインだと思います。オーサーカンファレンスを境に何を一番大きく変えたかというと、オーサーの方に最初にご提案する時に、きっちりコンセプトとガイドラインから説明をするようにしたという点です。

お話して、「我々が目指す世界というのはこういうことです。もし賛同していただけるのであれば、是非参加いただけないですか」という形でお声掛けさせていただいています。

以前は、メールだけでやりとりしていた部分があるのですが、現在は極力、直接会いに行く、遠方の方や、海外在住の方には電話やテレビ会議で話すなど、直接コンセプトやサービスとして大事にしている専門性についてやガイドラインをお話するといったことを徹底しました。編集部内で「1日2コミュニケーション」といって、一人必ず、1日2回はオーサーとコミュニケーション取るようにしていた時期もあったほどです。ですから、メンバーには「誤字があったらコミュニケーションをとるチャンスだと思え」「Yahoo!ニュース トピックスに採用されたら必ずご連絡差し上げろ」といっていますね。

―オーサーと最初にきっちりコンセプトを握っておくことでクオリティを担保しているということですね。

岡田:事前審査や書き手の実績判断など複数のプロセスを経て、「執筆のご案内」といった資料でオーサー候補の方に対面で説明させていただき、その際に「こういうことを大事にしています」ということを伝えるようにしています。

また、その方針に共感していただいた参加オーサーのみなさんからは、オーサーには専門性をもったジャーナリストや研究者、ブロガーの方にこの場に参加してほしいという要望をいただくことがあります。現在の「Yahoo!ニュース 個人」の世界観というのは、我々がすべて決めたというよりもオーサーの方々の中から出てきた要望なども反映されています。特にガイドラインについては、いただいたご意見を検討の上で反映させるなど、ある程度みんなで作っていくものだと考えていますし、実際にそうしています。

ただ、「専門家」と言ってもNPO代表、大学教授、ジャーナリストなど、それぞれの立場も環境も違うので、ご意見や要望も全然違います。

例えば、大学教授のような本職のある方だと、金銭的な支援よりも、発信内容の影響力を重視される部分がありますし、フリーライターの方などの場合、金銭的な部分も大事ですが、自分のブランドを作れるかどうか、といったことも求められます。そこは千差万別なので、完璧とはいえないまでも、民主的なガイドラインをひくための努力はしなければいけないと思っています。

―レベニューシェア(※売上を書き手に配分すること)やPVといった部分が注目されがちですが、重要なのはコンセプトであって、それに従属するものとしてその他の仕組みがあるということですね。

岡田:自分が編集者出身ということも影響しているのかもしれませんが、やはりコンセプトというのは非常に重要だと思うんです。昨年12月に発表するまで、全員が明確に共有できるコンセプトがありませんでした。「何のためにこのサービスやっているのか」をもう一度再確認しようということで決めたのが、「発見と言論が社会の課題を解決する」というコンセプトです。

これを決めると話は早くて、施策についても「これはコンセプトに沿ってるかやりましょう」「コンセプトにあわないからやめましょう」という判断ができるようになり、サービスとしてのスピード感が出て、意思決定力が上がったというのはあると思います。

―「Yahoo!ニュース トピックス」の影響力は非常に大きいので、その影響力を個人で背負うというのはリスクもあると思います。掲載責任については、どのようにお考えでしょうか?

岡田:もちろん掲載責任についてはヤフーにも発生すると思っています。「こういう仕組みで個人にツールを開放します。いつでも本番反映できます。だからお好きにどうぞ」というのはメディアとしてもプラットフォームとしても責任を果たしていないのではないでしょうか。我々も載せるからには責任を負う必要があると思っています。

明確なコンセプトやガイドラインはそのためのものでもあります。また、「Yahoo!ニュース トピックス」に採用される場合は、トピックス編集部が別途内容を判断をして掲載するというルートになっていますので、常に執筆された原稿は多くのスタッフが読んだ上で掲載されています。

書き手の気持ちを動かせるサービスとしての環境づくりを


―政治や社会問題などの話題はPV的にはエンタメにかなわないので、ビジネスモデルとしては難しい部分もあると思いますが。

岡田:「Yahoo!ニュース 個人」について言えば、広告収入の大半をオーサーに還元しています。簡単に言えばほとんど儲けが出でいません。ただYahoo!JAPAN全体でみれば広く様々なサービスを展開していますので、他で売上がカバーできればいいと考えています。「Yahoo!ニュース 個人」の原稿をきっかけにYahoo!でニュースを見てくれたり、現状起きていることに詳しくなったり、新しい発見があったり、といったきっかけづくりが非常に重要だと思っています。

では、「ビジネスのことは考えないのか」というと、原稿料をお支払することを考えてもしっかりやらなければいけません。当然ですがサービス全体のPVやDUBなどの数値に関しては毎日細かくチェックしますし、レベニューシェアの原資となる広告売上げやデバイスごとのトレンドも含めて、様々な指標にも気を配ります。

一方、サービスとしては「お金だけ払っていればいいでしょ?」という風になってしまってはいけないと考えています。原稿料を支払っているだけでは書き手との信頼関係というのがなかなか築けません。そこは、やはり我々が汗をかいて、努力をして、どれだけアナログなことができるかが重要だと思っています。

皆さんに「Yahoo!ニュース個人に書きたい、書こう」と思っていただけるようになるためには、我々が努力するしかありません。編集というのは、人と向き合って、一緒に運営していく、一緒に考えていくという作業だと考えていますので、時には夜中に問題が起きたら、すぐに対応することもあります。

「編集者」というと、媒体ごとにいろいろな役割があるかもしれませんが、「Yahoo!ニュース 個人」の編集部は、メディアマネージャーとかエージェントといった役割になるのかもしれないなと考えています。

-Webメディアになると編集者に求められる役割は、より広いものになる部分もあるかもしれませんね。

岡田:「Web編集者」といった時に求められる能力というのはいくつかあると思います。従来の紙の編集者と比較すると、インフォメーションアーキテクトのような構造を作る思考や、メディア全体のマネージング、エージェント的な外部の書き手の方とのやり取りといった職能が必要になってきているのではないでしょうか。キュレーションをする能力は、編集技能の一部でしかないという状況にどんどんなっているなと思います。

ただ、私たちの活動はまだまだ不十分ですし、書き手の方からしてみると、業界全体に非常に多くの課題があるとは思います。例えば書籍はどんどん部数は減っていく、初版の冊数も減る。そういう中で、新しい書き手をどう育てるのか。この課題に対して、我々はまだまだ解決策を提示できていません。

そこで、我々が貢献するべき部分というのは何だろうと考えてみると、機会を提供したり、一緒になって考えて作るみたいなことはどんどんやらなきゃいけない。ですので、最近は新しい書き手の育成について小規模でありますが、少しずつはじめています。

―政治や社会問題を扱うとなると、媒体のスタンスや“論調”みたいなものが必要になってくるケースもあると思うのですが。

岡田:例えば、「賛成の論調の原稿が来たらあえて反対のニュースを出す…」というようなことはありません。むしろ、「Yahoo!ニュース 個人」に参加していただいている方、全体というか環境を見ています。社会が抱える課題があって、その解決のための提言をいただいたり、社会がまだ発見してない視点や論点を提供いただくということが大事で、そこはすごく気を付けていますね。

最初に媒体としてのコンセプトがあった上で活動していただくのと、そうしたコンセプトがないままでやるというのでは、アウトプットも全然違ってくると思っているんです。我々は「社会の課題を解決したいからご協力いただけないか」というお願いしているのですが、そういう世界観というか環境をオーサーに理解してもらえていると思いますし、今後もそうした場作りのために、我々自身がオーサーの方々にコンセプトを直接話しかけに行かなければなりません。

単に従来通りのプラットフォーマーというだけでは書き手には信用されません。個人的にはプラットフォームというのはメディアであるし、メディアというのはプラットフォームになっていくのではないかと思っていて、つまり、どちらかという議論ではなくて求められるのは両方だろうということです。優秀なCMSをつくればそれでいいかというと、そうではない。メディアの良い機能、プラットフォームの良い機能を掛け合わせていくことが大事だと思います。

今後もオーサーの方々へのサポートは強化していこうと思いますし、直近の動きでいうと、写真通信社と契約してオーサーの方が記事内で報道写真などを使えるようにする機能を準備しています。また、ノウハウやよく読まれた記事の傾向とか見出しの書き方などは惜しげもなく共有していくつもりです。昨年のオーサーカンファレンスで「日本一書き手を支援する会社になる」と言いましたが、書き手の方の気持ちの部分まで動かせる環境づくりを進めています。

―今後の目標や方向性、ビジョンみたいなものはありますか?

岡田:まだまだ解決しなければいけない課題というのは日本にたくさんありますし、それらはすぐに解決するものではないので、やることはそれほど変わりません。

「Yahoo!ニュースというサービスの力を通じて、日本の課題を解決する」ことです。「課題解決」は社是でもありますが、これまでオーサーの方々と話していても一番共感していただける部分です。我々のモチベーションになっている部分でもあるので、それは今後も突き詰めていこうと思っています。

オーサーのサポートでいうと、先程支払いの方法も多様であるべきというような話をしましたが、そのほかの支援も同じだと思います。例えばですが、交通費や場所の提供など取材時のお手伝いというような実務的なことや、フィットネスクラブが安く使えるといった福利厚生的なものでも良いのかもしれません。あるいは住宅支援、子供手当てみたいなものなのかもしれません。以前は認定記者制度や、「名刺がほしい」といったリクエストもありました。そういえば「締め切りがほしい」という要望もありましたね(笑)。

ですから、まだまだやるべきことがたくさんありますし、そういう意味では、まだまだ最初の一歩を踏み出したぐらいで、常に恐縮しながらやっています。

プロフィール

岡田聡(おかだ・さとし)
雑誌編集者を経て、2008年にYahoo!JAPAN入社。2009年「Yahoo!映像トピックス」を立ち上げ、編集デスク兼責任者を務める。2012年よりYahoo!ニュースの企画を担当。現在は「Yahooニュース 個人」サービスマネージャーのほか、Yahoo!JAPANトップページタイムライン編成責任者、「Yahoo!ニュース トピックス」、「Yahoo!みんなの政治」、「newsHACK」などのプロジェクトマネージャーを兼任。

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