【速報・書き起こし】公示日の0時に合わせ、各党代表がネット上で「第一声」 - BLOGOS編集部
※この記事は2014年12月02日にBLOGOSで公開されたものです
衆議院の解散にともなう総選挙がきょう公示される。各党党首は街頭演説に先駆け、午前0時の日付変更にあわせニコニコ生放送で「第一声」を放送、ネットユーザに支持を呼びかけた。自由民主党:安倍晋三総裁
ニコ動ユーザの皆さん、安倍晋三です。日頃から自民党を、そして私、安倍晋三を応援していただき、心より感謝申し上げます。
実は私、ニコ動ユーザの皆さんと触れ合うのが楽しみなんです。リップサービスではありませんよ。
私は幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議」に、本年・昨年と、2年連続で参加させていただきましたが、会場内に足を踏み入れた途端、なんとも言えない熱気に包まれ気持ちが高揚し、元気な気持ちになりました。
そして、こうやって寄せられる、皆さんのコメントのひとつひとつが、私の背中を押してくれるパワーになると思うからです。
さあ、いよいよ衆院選がスタートします。
日本は15年苦しんだデフレから今まさに脱却しようとしています。このチャンスを手放すわけにはいきません。だからこそ、私は消費税引き上げの延期を決断しました。
この2年間、雇用は100万人増え、賃金の上昇率も過去15年間で最高となりました。企業の収益が増え、それが雇用を増やし、賃金を増やし、消費が拡大し、さらに景気が回復していく、景気の好循環が生まれ始めています。
「まだ実感がない」、そういう皆さん声は十分に認識しております。
さらにアベノミクスを前に進め、皆さんひとりひとりの生活を豊かにしていきます。まさにこれからが正念場です。 たとえ困難な道であろうとも、この道しかない。景気回復はこの道しかありません。
安全保障では、7月に集団的自衛権の行使の一部容認を含む、切れ目のない安全保障法制について閣議決定を行いました。いかなる事態になっても、国民の命と平和な暮らしは守りぬく。目的はただひとつです。安全保障でも、この道しかありません。
ニコ動ユーザの皆さん、自民党はインターネットを駆使して、毎日、情報を発信しています。是非SNSのシェアやTweetで応援の気持ちを表して下さい。
この道を前に進むのか、それとも2年前の、あの暗く混迷した時代に後戻りしてしまうのか。日本の未来は、今あなたの手に委ねられています。
一緒に誇りある日本、世界の中心で輝く日本を、取り戻そうではありませんか。
ありがとうございました。
・【ネット第一声】自由民主党 安倍晋三総裁「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
民主党:海江田万里代表
写真一覧
さて、いよいよ選挙が始まります。
安倍総理は、アベノミクスを問う選挙だ、ということを言っています。もちろん、アベノミクスを問う選挙でもあります。しかしそれだけではありません。やっぱり、これまでの、安倍総理がやってきたこと、あるいは実際にはできなかったけれども、やろうとしたこと。こういうことを全部改めて考えてもらいたいんです。
安倍総理は、口を開けば「雇用、100万人働く人たちの数が増えた」ということを言ってますけれども、そのほとんどは、これは非正規の労働者です。147万人、この2年の間に非正規の人達は増えています。そして、正規雇用の人たちは9万人減っています。
なんでもとにかく働ければ良いんだと、本当に果たしてそれでいいんでしょうか。
やっぱり働いて賃金をもらう、だけどその賃金が物価の上昇に追いついていかなければ、これは生活は苦しいんです。
民主党は、特に若い世代、子育て中の世代、こうした世代にしっかり手当を行っていくつもりであります。
それから働き方も、非正規の働き方から正規の働き方に移れるように誠治で後押ししていくつもりであります。
それから、これまで2年のことを考えてください、と申し上げましたけれども、安倍総理、最初にやろうとしたのは憲法96条の改正の企てなんですね。
憲法を改正するのには、国会議員の3分の2以上の賛成で、国民投票にかけるということですけど、これ2分の1にしようとしている。だけどこれは許されるものではないということで、これはとりあえず諦めたようであります。ただ、いつまたでてくるかわかりません。
特定秘密保護法、それから集団的自衛権の行使容認。みんな若い人たちが実は狙われているんですよ。
若い人たちの生活が厳しくなって、そして若い人たちの命がこれからどうなるかわからないということで、私たちは、そうした安倍政権にしっかりとブレーキをかけていく。
特に民主党は野党の第一党として、やはり自民党に対峙できるのは、正面からしっかりがっぷり4つに組んで、そして自民党を土俵際に追い詰める、そして土俵から下に突き落とす、そのことができるのは民主党しかない、そう確信をしています。
・【ネット第一声】民主党 海江田万里代表「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
維新の党:橋下徹共同代表
写真一覧
今回の選挙のですね、争点は国会議員が身を切る改革をやるかどうかです。もうその一点です。
皆さんに増税を求める、消費税の増税を求める、というそういう政治家は判断をしたわけですけれども、その前にですね、国会議員自らが身を切る改革をやってるのかということですよ。
これ国会議員が身を切る改革をやらずに、国民の皆さんに増税を求めるなんていうのは、これはね、とんでもないことですよ。もっと国民の皆さん怒らなきゃいけないですよ。
ニコ生のね、視聴者の皆さんもね、もっと怒らなきゃいけないです。
まず国会議員が身を切る改革、自分の報酬を削減できるかどうかですよ。こんなのね、やろうと思ったらすぐできるんですよ。自民党なんか、衆議院・参議院、圧倒的多数を得てるんですから、今日でも明日でも法律作ってですね、自分たちの給料の3割カット、これやったらいいじゃないですか。
しかし自民党この2年間、その身を切る改革やりませんでした。しかし選挙の前になったらね、身を切る改革をやる、身を切る改革をやる、と言うんですね。
対して民主党。民主党の方もね、自民党じゃできない、改革はできない、身を切る改革を断行できるのは民主党だと言ってますけども、じゃあ彼らは5年前に政権交代を果たして衆議院・参議院で過半数を得た時に、身を切る改革やったらいいじゃないですか。ところが自分の報酬を削る話になったらね、もうこれ自民党も、民主党も、公明党も、誰もやらないわけです。
それからあの文書通信交通滞在費ですよ。給料の他に、年間1200万円のお金を国会議員はもらってるわけです。1200万円ですよ?
僕はね、この1200万円のお金、政治活動に必要なんだったらそれはしょうがないけども、でも使い道についてはね、領収書くらいはネットに公開しろと言ってるわけです。
ところが自民党も民主党も公明党もね、ネットでの領収書の公開、みんな反対ですよ。やらないんですよ。こんなのやましいことがあるから領収書出せないわけじゃないですか。やましいことがあるから公開できない。何も問題ないんだったらね、領収書出せばいいわけです。
これ都道府県議会、兵庫の方のどうしようもない議員がですね、城崎温泉に行ったとかなんとかで色んな批判を受けましけれども、あれも領収書を全部オープンにしてるから批判を受けたんです。
維新の党はやってきました。大阪府議会では定数を2割削減。109から88まで削減。大阪維新の会で過半数を取ったらすぐにやりました。府議会議員の報酬、3割カットです。大阪市長の報酬は41%カットです。退職金は82%カットです。大阪府知事の給料、3割削減です。
徹底して身を切る改革をやる、その姿勢を示してこそね、はじめて日本の改革はできると思うんですね。
自分たちの身を切る改革をできない政治家が日本の改革なんかできません。自分たちの身を切る改革が出来ない政治家がね、日本のね、行政の無駄遣い、これを止めることなんかできませんよ。
役人の、また行政の無駄遣いを止めて、国民の皆さんにね、税金を還元する。これが今やらなきゃいけないことですよ。
地方公務員の給料25兆円、国家公務員の給料2兆円。合わせて27兆。2割削減すればね、5兆浮いてくるんですよ。消費税なんかね、増税しなくてもね、国民の皆さんにね、税金を還元することができます。
身を切る改革ができるのは維新の党だけ。自民党、民主党、公明党ではできません。
ぜひ、この維新の党の本気さ、これを理解してもらいたいと思います。維新の党・共同代表の橋下徹でした。
・【ネット第一声】維新の党 橋下徹共同代表「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
公明党:山口那津男代表
写真一覧
この度の衆議院選挙は、政権選択の選挙です。経済再生、デフレ脱却へ、自公政権の経済政策、いわゆるアベノミクスを継続するのか、それとも政策がバラバラの野党に委ねるのかを選ぶ選挙です。
自公政権は消費税率10%を1年半延期し、その間、景気回復の流れを、家計、中小企業、地方へ、確実に波及させていきます。
さらに公明党は、2017年4月の消費税率10%引き上げと同時に、食料品を中心に税率を低く押さえる軽減税率の導入を目指します。
そこで今回、公明党は、軽減税率の特設サイトを作りました。その名前が"みんなでひとオシ「軽減税率」"です。軽減税率導入に賛成していただける方に、ボタンを押して"ひとオシ"してもらう、というものです。開設3日目で、すでに約4万人の方が"ひとオシ"してくれました。ぜひ皆さんも"ひとオシ"をお願い致します。
軽減税率の導入を一貫して訴えてきたのが公明党です。公明党を勝たせていただき、必ず実現させます。
また、公明党はこの2年間、東日本大震災からの復興加速、経済再生、社会保障と税の一体改革を着実に前へ進めてきました。
私たち公明党には、幅広い民意を吸収する力、合意を作り出す力、政権運営や政策にバランスを取る力があります。公明党を勝たせていただき、引き続き政権の舵取りを担わせていただきたいと思います。
・ 【ネット第一声】公明党 山口那津男代表「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
次世代の党:平沼赳夫党首
写真一覧
我が党は、是は是、非は非という姿勢で貫いてきまして、日本の野党は全部、政権与党のやることに反対しますけれども、日本国民にとっていいことは我々は推し進めていく、こういう基本姿勢です。
そして、次世代の党でできないこと、例えば小笠原諸島の周辺に中国の漁船が200隻も入って、言ってみれば領海侵犯をして、サンゴを泥棒しているわけであります。これは手をこまねいてなんにも出来ないわけですけれども、自衛隊が警備行動ができるように、領域警備法、これを提案をしているわけでございます。
また、次世代の党は、とにかく国会で審議をしまして、従軍慰安婦のことはいかに噓があったか、こういうことを世界にずっと知らしめることができたわけであります。ですから、国会で従軍慰安婦のことはうそででっち上げられた、こういう決議をすべきだと、こういう風に思っています。
この前の臨時国会の最終盤は、解散総選挙ということになって、次世代の党以外の野党の人達は全部、委員会・本会議の審議をボイコットして、出てまいりませんでした。
しかし野党で、私どもは全部の審議に応じて、国会議員の責務を果たしたわけでございまして、我々次世代の党というのは、そういう姿勢で今後とも望んでいきたいと思います。
我が党の基本理念は、「自立」と「新保守」と「次世代」、こういう形で進んでまいります。
今、日本の安全保障を考えた時に、本当に自立しているんでしょうか。日米安保条約のみを頼ってしまって、まさに自立をしていません。こういったところから、政治を改めていかなければなりません。
また、昔は、「改革無くして成長なし」と唱えた人がいましたけれども、日本の政治は後退しました。
守るべき日本の長い伝統、あるいは日本の文化、そういうものはしっかりと守っていく。改革すべきことは大胆に改革していかなければなりませんけれども、保守の姿勢で頑張っていきたいと思います。
また、三つ目の基本理念というのは、「次世代」ということで、党名になっています。現在生きている我々は、我々の子や孫、更にその先に責任を持つ政治をしなければならないと思っております。
そういう意味で、次世代の党はそういう基本姿勢で頑張って参ることをお誓い申し上げます。ありがとうございました。
・ 【ネット第一声】次世代の党 平沼赳夫党首「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
日本共産党・志位和夫委員長
写真一覧
安倍政権の2年間、どうだったでしょうか。私はこの2年間、国民の皆さんの民意に背く、暴走の2年間だったと思います。
日本共産党は「安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の5つの転換」を訴えて、選挙戦を戦います。
第一は、消費税、10%の増税を中止し、富裕層や大企業への応分の負担を求めるなどの、消費税に頼らない別の道に切り替えることです。
第二の転換は、格差拡大のアベノミクスはストップ。雇用、中小企業、農林水産業、国民の暮らし第一で経済を立てなおす道を進めることです。
第三は、集団的自衛権・海外で戦争をする国づくりをやめさせ、憲法9条の立場に立った平和の外交戦略で、この地域の安定を平和を築くことです。
第四は、無謀な原発再稼働をストップし、原発ゼロの日本に転換して、再生可能エネルギーに大きく道を開くことです。
そして第五は、沖縄の県知事選挙、新基地建設反対を訴えた翁長さんが圧勝しました。この新基地建設はストップして、基地のない、平和で豊かな沖縄をつくることを訴えて、選挙戦を戦いたいと思います。
皆さん、日本共産党を伸ばせば、日本の政治は必ず変わります。
昨年の参議院選挙では共産党を躍進させていただきましたが、議案提案権を私たち得ることができまして、そして様々な法案を出してまいりました。ブラック企業規制法案を提出し、それが政治を動かしています。厚生労働省を動かして、例えば離職率の公表。集中的な実態調査を行わせるなど政治をうごかしてまいりました。
"秘密保護法は無くしなさい"、この国民の声に答えて、秘密保護法廃止法案をだしました。
共産党を伸ばせば日本の政治は必ず変わります。どうか皆さん、日本共産党を伸ばしていただいて、男性も女性も、お年寄りも子どもさんも、そして若い方々がみんな希望を持って生きられる、新しい日本をご一緒につくろうではありませんか。よろしくお願いいたします。
・ 【ネット第一声】日本共産党 志位和夫委員長「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
生活の党・小沢一郎代表
写真一覧
私たち生活の党は、「国民の生活が第一」という政治理念を掲げて行動してまいりました。従いまして、安倍内閣、アベノミクスの自由取引、市場原理優先という考え方とは相容れません。
たとえば雇用について申し上げれば、安倍内閣は非正規の社員をもっともっと拡大しようという考え方でおります。
しかしそれでは本当の国民生活の安定は得られません。私たちは、非正規の社員を最終的には限定する必要があると考えております。当面は同一労働・同一待遇・同一賃金ということでその実現を図りたい、そのように考えております。
また、農林漁業の問題をとってみましても、米価に示されますように、大変な価格の暴落でございます。これでは再生産はできませんし、日本の食糧の自給体制を作り上げることはできません。
私たちは、いずれの分野においても国民生活を安定させるためには、セーフティーネットをしっかりと充実させなければならない、そのように考えております。
また、最近、安倍総理は地方創生ということを急に言い出しました。しかし皆さん、今日の官僚支配、官僚統制の行政の中では、地方創生と言っても決してそれを実現することはできません。
本当に地方の活性化をはかるならば、この官僚支配の仕組みを根本から直さなければなりません。私たちはいろいろな具体策の前提として、この統治機構、行政の大改革をしなければならない、そのように考えております。
また、外交につきましても、日中・日韓、非常に難しい状況になっておりますし、頼みの日米関係も、日本で安倍さんが言うような、しっかりした関係ではありません。大変私は心配しております。
いずれにしても、私どもは、国民の安定した生活をしっかりと守っていくための政策を是非、全力で実現したい、そのように考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
・ 【ネット第一声】生活の党 小沢一郎代表「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送
社民党・吉田忠智党首
写真一覧
安倍政権は景気回復を目指して。アベノミクスを進めてきました。しかし皆さんの実感はいかがでしょうか。
世論調査では、8割もの皆さんが、景気回復の実感はない、と言っています。
異常な円安による日常生活品やガソリン代などの上昇が、地方にお住まいの皆さんや、中小企業の、皆さんを苦しめています。実質賃金は15ヶ月連続して低下し、増えた雇用も多くが非正規で、働く皆さんも大変な状況になっています。さらに4月の消費税率の8%への引き上げが、暮らしや経済に追い打ちをかけています。
社会保障の充実どころか、医療・介護や年金の負担増とサービス削減が先行しています。
世界で一番企業が活動しやすい国づくりを掲げる安倍政権は、大企業の法人税率を引き下げようとするとともに、働く皆さんの保護ルールである、労働法制の規制緩和を進め、雇用不安と格差を広げようとしてます。
また、戦争できる国づくりに向けて、公約に無かった特定秘密保護を成立させ、武器輸出三原則を緩和し、今年7月には憲法9条の理念を破壊する集団的自衛権行使容認へと憲法解釈を変更しました。
さらに、沖縄の民意を踏みにじり、辺野古新基地建設を強引に推し進め、原発事故の終息もないまま、原発再稼働へと舵を切り、公約に無いTPP参加にのめり込み、農林水産業と地域社会を衰退させようとしています
こうした国民に背を向けたあべこべ政治、安倍政権の暴走を継続していいのかかが問われています。
今度の総選挙は、大企業のための政治なのか、国民のための政治なのか。戦争できる国なのか、平和な社会なのか。私たちの暮らしと日本の未来を決める重要な選挙です。私たちの怒りや思いをしっかりぶつけるチャンスです。
社民党は、消費税増税を撤回し、5%に引き下げるとともに、暮らしを守り、格差を是正する。
集団的自衛権行使を認めず、平和憲法を守りぬく。
原発再稼働を阻止し、脱原発社会を目指す。
TPPへの参加に反対し、農林水産業と地域を守る。
この4つの約束の実現のため、全力で頑張ります。
"平和と福祉はやっぱり社民党"、と言われるように生まれ変わります。一緒に政治を変えましょう。 社民党党首の吉田忠智でした。
・ 【ネット第一声】社会民主党 吉田忠智党首「国民へのメッセージ」 - ニコニコ生放送