※この記事は2014年06月12日にBLOGOSで公開されたものです

決勝戦が行われるブラジルのマラカナンスタジアム(AP/アフロ) 写真一覧
本日、開幕を迎えたワールドカップ2014。この世界的イベントにあわせてAP通信と報道写真で知られるアフロが主催する写真展、「AP通信ワールドカップ報道写真展 1930-2014 CELEBRATION OF FOOTBALL IN BRAZIL」(主催=AP通信社、株式会社アフロ)が今週水曜11日から7月31日(木)まで開催されている。

この写真展では、第1回ウルグアイ大会(1930年)から南アフリカ大会(2010年)までの歴代の名場面や有名選手の活躍を幅1.5メートルの写真パネルで紹介。出場32か国の代表ユニホーム(一部レプリカ含む)も併せて展示されている。会場では、「マラドーナ5人抜きゴール」(1986年メキシコ大会)、「ジダンの頭突き一発退場」(2006年ドイツ大会)などサッカーファンにはお馴染みの名場面はもちろん、ゴール後の鈴木隆行選手の雄叫びやPKを失敗した駒野選手の涙など歴代日本代表の軌跡をたどることも出来る。

また展示の構成には、通信社ならではの“報道の視点”が生かされている。例えば、当時も国交を断絶していたアメリカとイラン両国のキャプテンによる試合前のギフト交換(1998年フランス大会。当時のイランのキャプテンはジョホールバルで日本を苦しめたGKアベドザデ)、W杯史上唯一となった東西ドイツ対決(1974年西ドイツ大会)といった展示からは、当時の時代背景を感じることができる。

さらに、なかなか間近で見ることの出来ない各国のユニフォームが一堂に会している様子も圧巻だ。

現在は全27点の展示となっているが、開幕後も一次リーグ終了後に8点、決勝トーナメント終了後に10点とパネルが追加される予定。生まれたての名場面を美しい写真で振り返ることができそうだ。
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AP通信ワールドカップ報道写真展 1930-2014
CEREBRATION OF FOOTBALL IN BRAZIL
日程:2014年6月11日(水)~7月31日(木)
場所:行幸地下ギャラリー
<(東京都千代田区丸の内2-4-1(行幸通り地下) >※入場無料
主催:AP通信社/株式会社アフロ
特別協力:三菱地所株式会社