食材を使いきれず、化石化したものが冷蔵庫に眠っていませんか? 食品の値上げで、食費節約がうまくいかないという方は、ぜひ「冷蔵庫」の使い方を見直してみてください。今回は、100円グッズを活用した食費が減る冷蔵庫のつくりかたを、人気インスタグラマーの高尾ママさんに教えてもらいました。

7割収納でストレスなく月の食費が半減!

冷蔵室は奥の壁までしっかり見える、すっきりとした高尾家の冷蔵庫。開けた瞬間に在庫が把握できるので食材の迷子や使い忘れが発生せず、食費は4人家族で月4万円をキープしているそう。

迷子になりがちなチューブ調味料もすっきり収納<写真>

「元々はものが多く、ごちゃついていたのですが、スペース整理がうまくできるようになったのは、100円グッズのおかげ。安いからだけではなく、本当に使い勝手のよい、考え抜かれたものが多いんです。グッズを使って、食材がいちばん使いやすい位置を考えるのが楽しくて」

この繰り返しで、気づいたら食費は月8万円から半減の4万円に!

「見やすさを保つため7割収納を意識することで、余計なものは買わず、確実に消費できる食材を食べ切れるぶんだけ買えるようになりました。“冷蔵庫が整うほどに食費は下がる”は本当です! 掃除もラクになり、ストレスも減りますよ」

 

ひと目で在庫がわかり、使いやすい冷蔵室収納を実現

グッズを活用して、ひと目で在庫がわかり、使いやすい冷蔵室収納を実現! スカスカなほうが冷蔵効率も高く、電気代節約にも。早速、高尾ママさんの冷蔵室収納ワザを紹介します!

●チューブ調味料はひとまとめにして収納

ダイソーの「チューブ薬味スタンド」は、扉のポケットにひっかけるだけで、5本分のチューブ薬味の収納スペースが誕生。「迷子になりがちなチューブがワンアクションで簡単に取り出せます」

●ケチャップ類はホルダーで出し入れが簡単に

自立しない調味料は冷蔵室で場所をとりがちですが、ダイソーの「マヨケチャホルダー」ならコンパクトに収納できます。「逆さにして立てるので、中身が出やすくなり調理中の手間も省けます」

●家族専用のスペースを設けて各自で使いきるようにする

半透明で中身が見え、食卓にそのまま出せるセリアの「キレイストッカースリム」で、家族それぞれのスペースを確保。「子どもはご飯のお供、夫は辛い調味料、私はヨーグルトなど、トレーの中は各々で食べきるのがルール」

●ホワイトボードで在庫管理!

在庫がきれた段階で、必要な食材を書きこみ。買い物前にボードごとスマホで写真を撮り、買い物メモとして活用。「子どもを連れて買い物に行っても、買い忘れがなくなりました」

●見やすい場所に残り物を入れるゾーンをつくる

あけていちばん目線が行く位置に、残ったおかずや賞味期限の近いものをセット。「いやでも目に入るので、忘れずに食べきれます。このエリアのものが減ると、気分も庫内もすっきり」

●余り野菜などはソースにして食材ロスを減らす

すりおろして調味料を加え、自家製ドレッシングやソースに。「よくつくるのは、タマネギやニンジンのソース。ビンに移し替え、3〜4日で使いきります」

●○○の素は使う食材とセットにする

個包装の味つけパウダーは、合わせる食材に袋ごとはりつけ。「買ったものを使い忘れてしまうのも防げるし、迷わず調理できるのでラク」