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 北海道旅行に期待するのは、雄大な自然やアクティビティ、そしてグルメ。あえて観光雑誌に掲載されていない店を求めて、旅を楽しむグルメハンターもいることと思います。

 そこで今回は、北海道出身ライターの著者はもちろん、函館と札幌の地元客が愛してやまない「名物グルメ」3選

をご紹介します。

函館:立ち食いで新鮮な寿司を堪能! 『シゲちゃんすし』の「がごめ昆布の握り」

 まずは、函館市民の台所“中島廉売”内にある『シゲちゃんすし』。店内はカウンター席のみで、立ち食い&セルフサービスで新鮮な寿司を安く提供しています。

 ランチタイムは「寿司盛り」850円、「15貫爆裂盛り」1600円と、コストパフォーマンスの高さを実感。目の前で大将がリズミカルに握る様とテンポの良い会話、一見客も安心の温かな接客と、居心地の良い空間も魅力です。

写真手前左から函館名産「イカの握り」、「ガゴメ昆布の軍艦」

 ネタの鮮度がよく、王道のマグロやサーモンはもちろん、軍艦一つにしても、魚卵や海苔にしっかりこだわりがあります。特に『シゲちゃん寿司』オリジナルの「ガゴメ昆布の軍艦」や函館名産「イカの握り」は食べておきたいですね。口の中でほろっとほどける絶妙なシャリの握り具合に、思わず頬も緩みます。

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●SHOP INFO

店名:シゲちゃんすし

住:北海道函館市中島町14-10中島廉売内
TEL:0138-51-0339
営:11:15~20:00 ※ネタがなくなり次第閉店
休:月曜、祝日

札幌:12玉までデカ盛りもできる! 『やきそば屋 大通り店』の「やきそば」

 こちらは、札幌にあるB級グルメ店『やきそば屋大通り店』。新大通ビル地下にあるお店で、来客のほとんどが地元の人、かつ男性率高め。食の宝庫である札幌で、なぜ『やきそば屋大通り店』を推すかというと、他にはないデカ盛りと味変ありきの提供スタイルにその理由があります。

 提供されるのは炒めただけの素の麺のみ。卓上にある特製ソース・ごま酢醤油・キムチソース・焼肉味ソース・カレーソース・酢・醤油・ラー油・ソース・マヨネーズなどで、自由に味変しながら食べ進めます。

 味の組み合わせは人の数だけ。最後まで飽きずに食べられます。最大12玉までボリュームアップ可能! このシステムでやきそばを食べられるのは、『やきそば屋大通り店』がおそらく元祖なのではないでしょうか。デカ盛りマニアもぜひ、足を運んでもらいたい名店です。

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●DATA

やきそば屋 大通り店

住:北海道札幌市中央区大通西4-1 新大通ビル地下
TEL:011-241-6337
営:平日11:00~20:00、土日祝11:00~19:30
休:不定休

『海峡日和』の「海峡サーモン丼」

 函館の青森県を結ぶ「津軽海峡フェリー」にも、実は知られざる名物グルメがあります。荒波で育った海峡サーモンを使った丼ぶりが食べられるのです。

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 こちらは、函館と青森の間で育てられている“マス”。国内で丁寧に育てられたマスは大変希少の一品です。味は脂のトロ加減と身の締まりも絶品で、香りも甘く、サーモン特有の生臭さは一切ありません。外国産サーモンと比べると、非常に繊細な口当たり。津軽海峡フェリー乗り場だからこそ出会える海鮮丼です。

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●SHOP INFO

店名:海峡日和

住:北海道函館市港町3丁目19-2 1F
営:8:00から17:00(ラストオーダー16:30)
休:年末年始