ベトナムにまさかのドローに終った森保ジャパン。(C)JFA

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 元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』で、ベトナム戦の日本代表のパフォーマンスを酷評した。

 3月29日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の最終戦で、森保ジャパンはベトナムと埼玉スタジアム2002で対戦。1-1のドローに終わった。

 7大会連続のワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦(2-0)から先発9人を入れ替えて臨んだ一戦で、19分にCKから先制点を献上すると、守備を固める相手に苦戦。54分にDF吉田麻也のゴールで同点に追いついたものの、勝ち越し点を奪えなかった。

 試合前に「いままでのベストメンバーでいってほしい」と口にしていた闘莉王氏は、「なぜ森保(一)監督は俺の言うことを聞かないんでしょう。ベストメンバーを出しなさいと。それで初めていたら。必ず3点ぐらいは取れたはず」と指摘。ホームでドローに終ったチームをこき下ろしている。

「点を取ってくれない。コーナーキックでやられ、ビハインドから始まると雰囲気がどんどん悪くなり、期待していた大量得点を全然取ってくれない。最下位のベトナムに、ホームで、魔法のスタジアムと言っていい埼スタで、なっさけないパフォーマンスを見せた。正直なところがっかりした」

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 そして、「川島(永嗣)、原口(元気)あたりは代表ありがとう。お疲れさん」と語り、“代表引退勧告”をしている。

 まず、GKの川島については「(CKによる)失点シーンは、出てこれた。チャレンジできた。セットプレーの責任者として、オーガナイズという面でも欠けていた。相手をナメていた面もあるかもしれない。良くなかった」と指弾。「経験を伝えるだけなら、違う人にポジションを空けてもいいじゃないないかな」と続けた。

 インサイドハーフで先発した原口についても、「あそこのポジションじゃない。どう考えても、あそこでプレーできるクオリティはない。サイドで相手のサイドバックをマークさせるならいいが、あそこのポテンシャルはない」と手厳しかった。

 闘莉王氏はオーストラリア戦に出場した“レギュラー組”との差は大きいと指摘しており、森保監督がこのままベテランに頼るのか、新しい血を入れるのかが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部