“印象語”とフォントとの紐付けのイメージフォントワークス株式会社は、年間定額制フォントサービス「LETS」で、新機能「印象語検索AI(β版)」の提供を開始した。九州大学との共同研究に基づいて開発された機能。表現したいデザインのイメージを示す“印象語”からフォントを検索できる。“印象語”は、人間が文字のデザインに対して感じる抽象的なイメージを単語で表現したもの。今回の新たな検索機能のβ版では、感情/形状の印象/性格/擬人/精神状態という5つの分類から36の単語が各日本語フォントに設定された。これにより、「かわいい」「フォーマル」「真面目」「シック」「元気」など、登録されている“印象語”からイメージに合ったフォントを探し出すことが可能。β版での“印象語”とフォントの紐付けは、同社の書体デザイナーによって設定されているが、今後は統計データの収集による精度の向上や、必要とされる“印象語”の拡充、検索機能の向上が図られる。1つのフォントには“印象語”が3段階で登録されており、同じファミリーでもウエイトごとに異なる“印象語数値”を持っている仕組み。日本語フォントのみが対象で、「フォントワークスLETS」「昭和書体LETS」「イワタLETS」「モトヤLETS」で利用できる。“印象語数値”は3段階で登録されているフォントワークス株式会社
URL:https://fontworks.co.jp/
2022/03/31