「BIZ UDフォント」の特徴株式会社モリサワは、Google社が提供するフォントサービスライブラリ「Google Fonts」へ「BIZ UDフォント」を提供することを発表した。提供開始日は、2022年4月1日(金)の予定。これにより、Chrome OSやGoogle Workspaceでも「BIZ UDフォント」を利用できるようになる。「BIZ UDフォント」は、ユニバーサルデザインに配慮された書体。「文字の形がわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」をコンセプトとして開発され、ユーザー評価に基づく“読みやすさ”のエビデンスも取得しているユニバーサルデザイン(UD)フォントだ。2017年から株式会社モリサワが展開している「MORISAWA BIZ+」で初めて提供が開始されたフォントとしてもお馴染み。今回の「Google Fonts」で導入されるフォントはTrueType形式およびOpenType形式で、無料かつ自由なオープンソースの「SILオープンフォントライセンス」として提供される。具体的には「BIZ UDゴシック」「BIZ UDPゴシック」「BIZ UD明朝」「BIZ UDP明朝」が提供され、いずれもRegularとBoldのウエイトを用意。「BIZ UD明朝 Bold」と「BIZ UDP明朝 Bold」は、2022年11月以降の提供開始が予定されている。今回「Google Fonts」に提供されるフォントのOpenType版は、Adobe-Japan1フォントとの互換のない独自仕様となった。また、TrueType版は、「MORISAWA BIZ+」や「Microsoft Windows 10(October 2018 Update以降)」や「Windows 11」に採用されたものと比べて4文字(0x3099、0x2dc、0x9b1d、0x29fd7)が追加されているが、そのほかの部分ではほぼ互換のあるかたちでの提供となる。なお、「BIZ UD明朝 Bold」と「BIZ UDP明朝 Bold」は、ユーザビリティを上げるため、新たにIPAフォントに準拠した文字数で開発中。
株式会社モリサワ
URL:https://www.morisawa.co.jp/
2022/03/30