【日本代表レポート】相手応援団を静かにさせられなかった一戦で森保一監督が得た教訓は
29日、カタールワールドカップアジア予選の最終戦、ホームのベトナム戦で日本は1-1の引き分けに終わった。
この日は前節のオーストラリア戦から9人を入れ替えた影響でギクシャクしたプレーが目立った。新型コロナウイルスの影響で親善試合が思うように組めず、レギュラー組以外を試してこられなかった問題点がこのベトナム戦で如実に表れた。
試合後、厳しい表情で会見場に現れた森保一監督はこの試合の教訓を質問され、「もっとチーム全体として誰が出ても相手に隙を突かれないように、我々がやろうとすることをもっとスムーズに出来るように選手層を広げなければいけない」と反省の弁を口にした。
「積極的にプレーしてくれていたが、お互いのイメージを合わせることができず難しい状況が続いた。6月から親善試合があるので、もう一度選手層の幅を広げて底上げをしていきたい」
「新しい選手を入れるということありきではないが、スタッフ全員でより力のある選手、状態のいい選手を選んでいきたい。競争は当たり前の世界だと思うので、常に所属チームを勝たせる存在であってほしいし、存在感を発揮してほしい」
さらに自分自身についても厳しい言葉を口にした。
「選手だけでなく、私自身もワールドカップまで自然に行けるということではない。これまでのように1戦で道が続くのか途絶えるのかという覚悟を持たなければいけない」
この試合で一番目立ったのは大声でチームをサポートするベトナム応援団だった。スタジアムアナウンスが日本語と英語で静かにするように訴えたが効果はなかった。
もっとも、日本が攻め続けている間はベトナムの応援団は静かだった。ベトナムが先制し、その後何度も日本の攻めをはね返すたびに声援が湧いていたのだから、もし日本が圧勝していればスタジアムは静かだったかもしれない。
少なくともそのレベルのチームでなければ、本大会のベスト8は望めない。ワールドカップまで残り約7カ月。その間にチームをどこまでレベルアップ出来るか、森保監督の手腕が試される。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】
この日は前節のオーストラリア戦から9人を入れ替えた影響でギクシャクしたプレーが目立った。新型コロナウイルスの影響で親善試合が思うように組めず、レギュラー組以外を試してこられなかった問題点がこのベトナム戦で如実に表れた。
試合後、厳しい表情で会見場に現れた森保一監督はこの試合の教訓を質問され、「もっとチーム全体として誰が出ても相手に隙を突かれないように、我々がやろうとすることをもっとスムーズに出来るように選手層を広げなければいけない」と反省の弁を口にした。
「新しい選手を入れるということありきではないが、スタッフ全員でより力のある選手、状態のいい選手を選んでいきたい。競争は当たり前の世界だと思うので、常に所属チームを勝たせる存在であってほしいし、存在感を発揮してほしい」
さらに自分自身についても厳しい言葉を口にした。
「選手だけでなく、私自身もワールドカップまで自然に行けるということではない。これまでのように1戦で道が続くのか途絶えるのかという覚悟を持たなければいけない」
この試合で一番目立ったのは大声でチームをサポートするベトナム応援団だった。スタジアムアナウンスが日本語と英語で静かにするように訴えたが効果はなかった。
もっとも、日本が攻め続けている間はベトナムの応援団は静かだった。ベトナムが先制し、その後何度も日本の攻めをはね返すたびに声援が湧いていたのだから、もし日本が圧勝していればスタジアムは静かだったかもしれない。
少なくともそのレベルのチームでなければ、本大会のベスト8は望めない。ワールドカップまで残り約7カ月。その間にチームをどこまでレベルアップ出来るか、森保監督の手腕が試される。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】