業務スーパーの『カナダわかさぎ(冷凍)』はどうなの? ワタの苦みや食べ方をチェックしてみた
業務スーパーで販売されている『カナダわかさぎ』をご存じでしょうか。
カナダ原産のわかさぎ(キュウリウオ)を冷凍したもの。あっさりした味わいのなかに内臓の苦味が際立つ、ちょっとクセがあるけど活用度は高い魚介食材です。以前紹介してから時間が経ったので、あらためて使い勝手をチェックしてみました。
業務スーパー|カナダわかさぎ|408円
業務スーパーにて408円(税込、税抜378円)で販売中。2022年3月現在のセールでは375円(税込)に割引中です。内容量は500g、カロリーなどの栄養成分表示は未記載。神戸物産がカナダから輸入・販売するプライベートブランド品。
以前紹介した商品は標準価格で321円(税込)だったので、87円の値上がり。元が格安だったので、結構高くなった感じがしますね。コスパ(単価)は100gあたり約82円。最近あまり見かけませんけど、ロシア原産の『わかさぎ』(500g・321円・約64円/100g)もラインナップされています。
別容器に移して冷蔵庫などに1時間ほど置き、半解凍してからレシピに応じて加熱調理しましょう。完全解凍するとドリップが大量に出て旨味が落ちてしまうので要注意。ちなみに煮付けや甘露煮なら冷凍状態のまま加熱しても問題ありません。
あっさり淡白な旨みのなかに、特有の繊細な風味を感じる味わい。手軽な煮付けでも十分おいしく仕上がりますけど、天ぷらや唐揚げにするといっそう香りが際立ちます。
一方で、ワタ(内臓)の苦味もはっきりと感じるバランス。好きな人なら問題ありませんが、若干のクセがあります。やや小さめのサイズ感、ほのかに小骨のパリパリした歯ざわりがある食感を含めて、素材の品質は以前とほとんど変わっていませんね。
マリネや南蛮漬けで濃いめに味付けしても美味です。気になる欠点は、加熱時に腹が裂けたり、揚げ調理時に爆発しやすいこと。煮付ける場合は弱火に抑え、揚げる場合はしっかり水分を拭き取ってから使う必要があります。レシピの幅は広いものの、使い方にはコツがいる一品ですね。
特徴をまとめると以下のようになります。
カナダ原産のわかさぎを冷凍加工した魚介食材あっさりした旨みと香りに肝の苦味が続く、クセはあるけど繊細な味わい半解凍以外の下処理は不要だけど、鮮度によっては身が崩れやすいので要注意子持ちわかさぎのふっくら食感が好みなら『わかさぎ』(500g・321円)がおすすめ