30分経っても旨い！『東京からあげ専門店あげたて』のデリバリーからあげが美味しい理由

2022年3月7日 10時50分

『東京からあげ専門店あげたて』のからあげ｜食楽web

　空前の（？）とも言うべきからあげブームが続いています。とくにコロナ禍によってテイクアウトやデリバリーをメインとする専門店も増え、外出自粛などの影響もあって人気はうなぎのぼりです。

　特にデリバリー専門のからあげ店では、店舗を持たない“バーチャルレストラン”の形態で営業するところが多いのも昨今の流行の特徴のひとつでしょう。からあげの場合で言えば、居酒屋などの飲食店がからあげ専門店にフランチャイズ加盟し、既存の店舗を利用してデリバリーのからあげ店を営業するものです。コロナ禍で客が減っている飲食店にとっては既存の設備をそのまま活用でき、また専門店の運営会社も新規に店舗を作らずに営業できるというメリットがあり、ビジネス界でも注目されています。

　今回ご紹介する『東京からあげ専門店あげたて』もそんなお店のひとつ。2019年10月、東京・高田馬場に1号店をオープンした人気店です。こちらでは醤油ベースのからあげを味わうことができます。5個、7個、10個から選ぶことができ、今回、筆者は7個（1080円・配送料は別）を注文してみました。

まるでマシュマロ！？　フワフワからあげにテンションMAX

かわいらしいパッケージで登場。保温性に優れた素材を使用

　かわいらしいニワトリのキャラクターが描かれたパッケージでからあげが登場です。これだけで楽しい気分になってきますが、このパッケージ、保温性の高さを重視したものだそう。運営元である株式会社Globridgeの平石貴大さんによると「さまざまな包材を取り寄せて、試行錯誤を繰り返して最適なものを選びました」とのこと。その言葉通り、中に蒸気がたまって食感が損なわれることのないよう通気口まであります。

　デリバリーは、どんなに早くてもお客さんの手元に届くまでにある程度時間がかかります。お店の名前の通り、できるだけ“あげたて”に近い状態で届けたいとの思いが伝わりますね。

30分以上経過しても温かさ、食感にほとんど変化なし

醤油からあげ・7個。フタを開けるといい香りが一気に立ち込めます

　からあげは、1個40gほどの大ぶりサイズ。箸でつまむと肉にめり込んでいくようなやわらかさ。まるでマシュマロでもつまんでいるかのようなフワフワ感が箸から腕に伝わってきます。

「シャリッ！」とした歯ざわりの衣を突破して肉をひと噛みすると、ニンニクの風味がガツンと攻めてきます。これだけでスタミナがつきそうな勢い。大ぶりのからあげなので、1個食べ終えた時点でかなりのニンニクパワーが注入されたような気になってしまいます。

肉汁もじんわり。この肉汁にニンニクエキスが詰まっている？

　王道の和風からあげですが、フワフワした軽やかな食感です。衣と肉が一体化するまでにさほど時間がかからず、衣×肉×肉汁×旨みが絶妙のバランスで混じり合い、噛めば噛むほど満足感が高まります。ちなみに、ソースも7種類用意されており、好きな味で楽しむことができます。

7種類のソース。南蛮酢、タルタル、ネギ塩、明太マヨ、梅しそ、おろしポン酢、油淋鶏

　3個ほど食べ終えたところで「30分ほど置いてから食べてみてください」と前出の平石さん。言われるままに30分以上放置してから食べてみたところ、なるほど、まだ十分に温かい！ホカホカしています！パッケージの保温性の高さは本物のようですね。食感も揚げたてを食べたときと大差なし。う～む、これはスゴイ。ちなみに、ごはん大盛無料のお弁当もあるとのこと。味がしっかりしたからあげなので、白いごはんとの相性もよさそうですよ。

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