10試合以上残してもう“15ゴール”達成 セリエAで覚醒するシメオネJr.
2021-22シーズン、イタリア・セリエAで印象的な活躍を披露しているストライカーといえば誰か。得点ランキングトップに立つユヴェントスのドゥシャン・ヴラホビッチや彼を追うラツィオのチーロ・インモービレ、シーズン終了後のビッグクラブ行きも噂されるサッスオーロのジャンルカ・スカマッカ……。おそらく、多くの人が思い浮かべるのはこのような選手たちか。
しかし、少し地味ながらも中堅クラブで再ブレイクを果たしているのが、エラス・ヴェローナのFWジョバンニ・シメオネ(26)だ。アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の息子としてもお馴染みの同選手は、ここまでセリエAでゴールを量産中。第18節から前節までの9試合は無得点の期間が続いていたものの、現地時間27日に行われたヴェネツィア戦ではハットトリックの活躍で再びエンジンを掛けてきた。これで今季積み重ねたセリエAでの得点数はリーグ3位となる15ゴールとなっている。
15ゴールの壁どころか、今季は夢の20ゴール超えも十分に射程圏内となっているシメオネ。はたして、このストライカーはここからセリエAであとどれほどの得点を積み重ねてくるのか。中堅クラブで躍動するゴールハンターはまだ止まりそうにない。