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 昨年『カルディ』で発売され、瞬く間に完売した話題の商品「ビャンビャン麺」の新作が登場し、またしても大きな話題になっています。

 前回同様、すでに売り切れ店舗が続出し、カルディオンラインストアでも在庫切れで販売停止中とすごい人気ぶり。前作は麻辣味でしたが、今回は「花椒オイスターソース味」です。

1袋2食入り 449円(税込)

 ここ数年で日本でも広く知られるようになったビャンビャン麺は、中国の一部の地域で古くから食べられている伝統的な麺料理です。まるで一反もめんのような平べったい麺が特徴で、麺を打つときに「ビャン、ビャン」という音が出ることからビャンビャン麺と名付けられたとか(諸説あり)。

 新作は一体どんな味なのか。早速、作ってみましょう!

茹でて混ぜるだけで完成。前作の美味しさを超えることはできるのか!?

 袋を開けると、見慣れない幅広の乾麺にスープが2セット出てきました。基本的には麺を10分~11分茹でて、スープに絡めるだけです。

 注意点がひとつ。熱湯に麺を投入するときに麺同士がくっつかないよう、一本一本入れていきます。

 全ての麺を入れ終えたら、時々かき混ぜながら時間まで待ちます。せっかく10分あるので、この時間にトッピング作りでも。パッケージの写真を参考に、青梗菜とひき肉を用意しました。

 中華の麺料理の鉄板トッピングですよね。ひき肉は炒めて塩胡椒と少しのお醤油で味付けし、青梗菜はさっと茹でます。後で知りましたがスープの味が少し濃いめなので、トッピングは薄味くらいがちょうどよかったです。

 トッピングの準備ができた頃にちょうど麺も茹で上がりました。お湯を切ってよくスープを絡ませて、具材を上に乗せれば、あっという間に完成!

 花椒の香りが食欲をそそります。一口食べると、オイスターソースの甘みと旨味、ピリッとくる花椒の風味がガツンときます。前作の麻辣味はどちらかというとクセがない優しい味わいで、そこに少し物足りなさを感じたのですが、「花椒オイスターソース味」は全くそんなことがなく、結構攻めた味です。

 辛さは控えめなので、好みで唐辛子や豆板醤を加えるとより美味しいと思いますよ。

 幅広の麺はつるんとしていて、噛むとモッチモチ。麺の面積が広いからか、スープがよく絡んでいます。麺一本一本がずっしり重く、かなり食べ応えがあるのですが、旨みあふれるクセになるスープに食欲を刺激され、花椒も良いアクセントになり、最後の一本まで箸が止まりませんでした。

 好みにもよると思いますが、筆者は前作よりも断然こちらの「花椒オイスターソース」の方が好き。味に程よくクセや刺激があり、中華料理欲をしっかり満たしてくれる本格中華麺料理が楽しめました。

 あれだけ話題になった「麻辣味」を大きく超えてきた今作。こうなると第3弾への期待が高まります。「ビャンビャン麺 花椒オイスターソース味」、今回も完売する可能性大なので気になる方はお早めに。

(撮影・文◎佐々木 舞)

●著者プロフィール

佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。