90年代を代表する元祖スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ

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元祖スーパーモデルとして1990年代に一世を風靡したリンダ・エヴァンジェリスタ(56)が、美容整形に失敗した部分を初めて公開した。リンダは昨年9月、5年前に施術に失敗したことから「無残な姿になった」と告白していた。それ以来引きこもり状態になっていたという彼女が勇気を出し、現在の心情について涙ながらに語った。

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リンダ・エヴァンジェリスタは昨年9月、自身のInstagramで5年前に「クールスカルプティング」と呼ばれる脂肪冷却痩身治療を受けた後、期待していた効果とは真逆となり、体型が永久に変化してしまったと衝撃の告白をしていた。

リンダは施術後、大きな脂肪の塊を形成する「奇異性脂肪過形成(PAH)」を発症。自己嫌悪に陥ったことから外出できず、隠とん生活を送っていた。当時の彼女は、医療用機器を開発した「ゼルティック」に対して法的措置を取ったことも明かしていた。

そして今回、長い間表舞台から退いていたリンダが米誌『People』の表紙を飾った。さらに同誌で施術により大きく膨らんだ脇の下も披露し、自身の人生を一変させた体験について涙ながらに語っている。

「私はキャットウォークを歩くのが大好きだった。でも今は、知り合いに出くわすのが怖いのよ。でも恥をかきながら隠れているような暮らしをするのは、もうたくさんだわ。これ以上苦しみながら生きていくなんて無理だった。やっと話す気になったのだから。」

リンダは2015年8月から2016年2月にかけて、7回にわたりクールスカルプティングの施術を受けた。しかし施術の3か月後には、あごや太腿、ブラジャーがあたる部分などに膨らみが出てきたことに気付いたという。引き締め効果を期待した部分が逆に大きく膨らみ、硬くなって感覚が麻痺してしまったそうだ。

彼女は自分が何か間違ったことをしたのかと思い、エクササイズやダイエットを行ったそうで「自分で直そうとした。そして最後には何も食べられなくなってしまった。正気の沙汰じゃないと思ったわ」と当時を振り返った。

2016年6月には、施術の副作用で発症した奇異性脂肪過形成(PAH)と診断された。医師から「どんなにダイエットや運動をしても問題は解決しない」と告げられ、リンダはその場で泣き崩れてしまったそうだ。

膨れてしまった部位はドレスの下にガードルを着用しないと、出血するほど擦れるという。脇腹に真っ直ぐ腕を添わせることもできなくなり、姿勢にも影響が出てしまった。

リンダはシャツをめくって膨らんだ脇の下を見せ、「こんな姿の私に、デザイナー達が服を着せたいとは思えないわよね。体から突き出ているのよ。鏡は見ないことにしている。だって、これが私の姿には見えないから」と述べた。

今回リンダが公の場に姿を見せて勇気ある告白をしたのは、自身が経験したトラウマを他の人達と共有するためだという。

「自分自身の恥を捨てることで、同じ境遇にいる人の役に立てればと思っている。それが私のゴールなのよ。」

画像2〜4枚目は『Linda Evangelista 2020年10月6日付Instagram「To finally have the opportunity to tell our story in collaboration with the brilliant team at Imagine」、2022年2月16日付Instagram「I’m not done telling my story」』『People Magazine 2022年2月16日付Instagram「Once one of the most photographed people in the world」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)